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ドラえもん公式サイトで無料公開中の『パーマンはつらいよ』が傑作だと話題に /「誰かのために働くこと」について考えさせられます

2021年1月6日

ドラえもん公式サイト「ドラえもんチャンネル」が期間限定で藤子・F・不二雄先生の短編マンガを公開中。

冬休み期間中の2020年12月29日から2021年1月11日までを4期に分けて、3話ずつ更新していきます。

1月4日から1月7日10時までの第3期には、のお話を公開。

・「精霊よびだしうでわ」

・「ミノタウロスの皿」

・「パーマンはつらいよ

の3作品。この中で、特に「傑作だ」と話題になっているのが「パーマンはつらいよ」です。

【僕、パーマンを辞める!】

注目されている「パーマンはつらいよ」はてんとう虫コミックス『パーマン』第4巻収録作品。

主人公・みつおは、昼は学校、夜はパーマンの仕事で大忙し。そのためいつも寝不足気味で、居眠りをしては怒られる毎日を送っていました。

身近な人も、町の人も、パーマンの活躍は褒めちぎります。

けれど、パーマンの正体がみつおだと知らないので、「ダメなみつお」というレッテルを貼られっぱなし……。

そんな状況が苦しくて、みつおはとうとう「パーマンを辞める」宣言をして、部屋に閉じこもってしまうのです。

【14ページに大切なことが詰まっています】

こうして、パーマンを辞めたみつお。

そんな中、災害が起きたニュースが飛び込んできます。仲間たちが駆けつけても全く耳を貸そうとせず、相当決心がかたいようです。

しかしそんな決意とは裏腹に、みつおの頭の中には、困っている人たちの姿が浮かんできます。

つらい思いをして人を助けても、なんの得にもならないし、褒められない。ならば、辞めてしまおう。そう思っていたはずなのに……。

「パーマンはつらいよ」は、わずか14ページ。短いながらも「誰かのために働くこと」について考えさせられる名作です。

みつおがどのような決断を下すのか。その結末は、ぜひ作品を読んでたしかめてみてくださいね。

【牛つながり(?)であのトラウマ作も公開中】

ちなみに……そのほか第3期で公開されているのは、

・「精霊よびだしうでわ」(てんとう虫コミックス『ドラえもん』第21巻より)
・「ミノタウロスの皿」(『藤子・F・不二雄SF短編集<PERFECT版>』第1集より)

の2作品。雪の精とのび太の交流を描いた「精霊よびだしうでわ」も切ないですが、特にトラウマ必至の「ミノタウロスの皿」は話題で、ネットでは「丑年だからってこれを公開するとは……!」とツッコむ人も見られました。

どれも短く、サクッと読めるので、無料公開期間中にぜひ楽しんでみてください♪

参照元:ドラえもんチャンネルパーマンはつらいよTwitter @doraemonChannel
執筆:田端あんじ (c)Pouch

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