昨今社会問題になっている「SNSでの誹謗中傷」。指1本で人を死に追いやることから「指殺人」とも呼ばれています。
このSNS誹謗中傷を少しでも減らすべく、立ち上がったプロジェクトが「#この指とめよう」。
2021年1月18日から1月31日までの期間、東京・渋谷にて、一度立ち止まって考えてもらおうという願いをこめて屋外広告が掲出されます。
【鋭いメッセージに目を奪われる】
みんなでつくる広告機構AD FOR GOODによる「#この指とめよう」のプロジェクト。
今回のポスターには著名人の方々の実体験や、ツイッター上での反応を取り入れた「啓発コピー」も記載されています。また、ビジュアルにはリアルな「指」を使用しているそうで、インパクトが強いですよね。
コピーの例をいくつか挙げてみると
「1人が数万人に刺された壮絶な事件があった。凶器は『後ろ指』だった」
「誹謗中傷した人を罵倒するのも、誹謗中傷です」
「あなたの悪口は、一瞬。だれかの傷口は一生。」
「DMでのセクハラ、脅迫、暴言。新手の密室犯罪です」
「送信ボタンを押すなら、だれかの背中を押す言葉にしたい」
といったもので、強烈な言葉が、胸に刺さります。
誰でも気軽にメッセージを発信できる現代。傷つけるつもりがなくても、無自覚に、誹謗中傷を行ってしまう場合もあります。
自分が発する言葉が誰かにとっては刃になっていないか、改めて気をつけたいものです。
【クラファンで費用を調達→多くの支援が集まる】
「#この指とめよう」の費用はクラウドファンディングサイトCAMPFIREによる「GoodMorning」で調達。多くの支援を集めて、目標金額を大幅に超えて無事に達成しました。
広告の設置所は、渋谷スクランブル交差点近くのMAGNET by SHIBUYA109 ビッグボード。
今後は、2021年春以降に一般社団法人「この指とめよう」を設立して、SNS誹謗中傷をリアルタイムに啓発するデジタル広告やLIVE配信イベントなどを行う予定。
なお今回の広告は、SNSでの拡散も呼びかけています。版権フリーの画像も用意されているので、あなたもダウンロードしてSNSで拡散してみませんか?
参照元:GoodMorning、プレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch