毎年春先になると肌が荒れてしまう……とお悩みのあなた。その肌荒れ、原因は花粉かもしれませんよ。
資生堂によると、花粉症ではない人でも、花粉で肌荒れを起こす可能性がある(!)のだとか。
予防のポイントなど、さっそくチェックしていくことにいたしましょう!
【花粉症じゃない人も油断しちゃダメ】
資生堂が、花粉症の女性600名&花粉症ではない女性600名を対象に行ったアンケートによると、花粉症ではない人の約4割が「春先(2~3月頃)に『肌のゆらぎ』や『肌あれ』を感じる」と回答。
花粉による肌荒れが「花粉症ではない人」にも起こることは、資生堂の研究でも明らかになっています。
「花粉肌荒れ」の原因は、花粉が肌に付着すること。
花粉症であろうとなかろうと、スギ花粉のタンパクが肌に付着すると「通常は活動していない酵素が活性化→表皮細胞が興奮状態に」という現象が起こり、肌荒れの原因になるそうなんです。
【クリームなどで肌をガード&健康的な生活を!】
「花粉肌荒れ」予防のポイントは、花粉を肌に付着させないこと、また皮膚のバリア機能を低下させないこと。
生活の中で気をつける点は、次のとおりです。
・花粉・ちり・ほこりなどの微粒子汚れや、紫外線などの外部刺激から守ってくれるスキンケア・メイク・クリームで肌を覆う
・マスクは肌に優しい素材を選ぶ
・花粉が多い日の外出を控える
・帰宅したらすぐ、刺激の少ない洗顔料で顔を洗う
・洗顔後はしっかり保湿→バリア機能を保持
・日中に数回、花粉からガードしてくれる保湿ミストをする
・ベランダで洗濯物を干す間など、ちょっとした外出でも花粉から肌を守るアイテムを使う
・抗酸化物質(ビタミンA・C・E)やヨーグルトを摂取して免疫力を維持
・食べすぎ・睡眠不足・不規則な生活を控えて、ストレス発散を心がける
こうしてみると、花粉からガードするアイテムを上手に取り入れつつ、健康的な生活を送ることが鍵のよう。
また昨今マスク生活が続いていますが、装着の仕方によっては、マスクの中に花粉が侵入することもあるので、スキンケアは怠らない方が良さそうです。
ちなみに資生堂の調査によれば、花粉症の人でも、肌用の花粉対策アイテムを使っているのはわずか15.7%。
肌荒れ予防のためにも、対策アイテムをこの機会に取り入れてみるといいかもしれません。
参照元:プレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch