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『その女、ジルバ』第4話で描かれた「震災」描写が胸を打つ…江口のりこ演じる「スミレ」の孤独を心配する声も

2021年2月6日

2021年1月30日に放送された、東海テレビ制作のフジテレビ系ドラマ『その女、ジルバ』第4話。

新(池脇千鶴さん)のバイトをきっかけに深まる女の友情と、思わぬ窮地に立たされたスミレ(江口のりこさん)の姿が話題になりました。

また劇中には、東日本大震災にまつわる描写も……。新と同じ福島県出身者としては、胸に迫るものがありました。

【第4話あらすじ】

日に日に仲良くなっていく新・スミレ・みか(真飛聖さん)。同い年ということもあり、今では共にランチを囲むまでになりました。

そんなある日、新の弟(金井浩人さん)が突然上京してきます。これを機にホステスのバイトをしていることがバレてしまい、あわやピンチに……!

しかし心配をよそに、弟はすんなり受け入れた様子。

反対するどころか、バー「オールドジャック&ローズ」で開かれたジルバママの追悼パーティーを、一緒に楽しんだのでした。

【震災の描写が胸を打つ】

ジルバママの追悼パーティーで明らかになったのは、ジルバママの過去

直木賞作家でもあるチーママ(中尾ミエさん)によって語られたのは、

・実は福島がジルバママのルーツだった(新&弟も福島出身)
・両親がブラジルへ移住、そこで生まれて育つ
・戦争の弾圧を逃れるべく日本に戻るも、帰国船の中で夫と子どもを亡くす
・たった1人、日本で戦火に巻き込まれたものの、9年かけてバー「オールドジャック&ローズ」を始める

という過酷すぎる人生でした。

この話を聞いた新と弟は、自分たちが置かれた境遇との共通点を感じます。

特に弟は、東日本大震災の被害に遭い、地震と津波で家も職場も失っており、なにもないところからバーを開店させたジルバママにシンパシーを感じたよう。

「住んでた街がなくなるって、こんなのんきな俺でもキツかった……」

と、ジルバママに思いを馳せる場面では、涙が出そうになりました。

あれから10年が経とうとしている今。当時東京にいた私でも、あの日の記憶が、津波の映像が、強烈に胸に残っています。

忘れられない、忘れてはいけない出来事だと、改めて実感するシーンでした。

【スミレちゃんが心配です…】

ネットで話題になっていたのはスミレ

新とみかをリストラから守ろうとしていたのに、なんと当の自分が、パワハラ疑惑で依願退職を迫られてしまったんです。

スミレは家族もおらず、たった1人で思い悩む描写が切ない……

ドラマのラストでは、友人にも言えず、職場の床にうずくまってワンワン泣いていて、胸が苦しくなりました。

ツイッターにはスミレを心配する声が多数寄せられており、

「スミレちゃんが笑顔になれますように」
「天涯孤独だからこそ会社を家族のように大事にしてきたぶっきらぼうなスミレさんの涙が辛い」

というコメントが見られます。

どうか次回第5話では、スミレの笑顔が観れますように……!

参照元:東海テレビInstargram @dodra_tokaitvTwitter @tokaitv_dodraTwitter検索 #その女ジルバ スミレ
執筆:田端あんじ (c)Pouch

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