数ある駅弁のなかでも有名な「峠の釜めし」。お出汁のきいた炊き込みご飯に山の幸がたっぷりのっていて、とってもおいしいですよね。
群馬や軽井沢旅行のおみやげとして持ち帰るという人も多いと思いますが、食べ終わった釜、そのまま捨ててしまうのはもったいな~い!
「益子焼」で作られた釜は、そのまま火にかけることが出来るので、実はご飯を炊いたり、料理を作ったりできるんですよ~!
今回は、公式サイトの情報を元に「峠の釜めし」の空き釜を使って一人分のご飯を炊いてみました♪
【材料と下準備】
用意するものはお米1合とお水。
まず、お米を研ぎます。個人的には、釜でお米を研ぐには小さかったので、ボールやザルを使ったほうがやりやすかったです。
お米が研げたら、釜にお米とお水を入れて浸水させます。
【急に吹きこぼれるので注意!】
お米が十分にお水を吸ったら、釜を火にかけていきます。
とくにグツグツする様子もなく、本当に大丈夫だろうか……と思って約7分経過、急に吹きこぼれてきた~!! 前触れもなく勢いよく吹きこぼれるので、火にかけている間はそばで様子を見ていたほうが良さそうです。
吹きこぼれたらすぐに蓋を1cmずらし、吹きこぼれが収まったら蓋を0.5cmくらいまで閉めます。このとき、釜はとっても熱くなっているので、火傷をしないようにミトンや布巾を使って注意してくださいね!
ご飯の表面の泡立ちや水たまりがなくなったら、蓋を閉めて火を止め、蒸らします。
【蓋を開けるとつやっつやのご飯が!!】
火を止めて15分後……蓋を開けるとツヤッツヤのご飯が!!
釜に入っているからか、いつもと同じご飯なのにめちゃくちゃおいしそうに見えます☆
さっそく一口食べてみると……ん~! おいしい~! 釜がお米のうまみを最大限に引き出していて、硬さも絶妙!!
炊飯器で炊いたご飯とはひと味もふた味も違うおいしさで、お箸が止まりません……!
ちなみに、ご飯が冷めてしまった後もおいしかったですよ。そのまま釜に入れて蓋をしておいたからか、ぱさぱさすることもなく、むしろもっちりとした食感になっていました。
【アヒージョやドリアも作れるよ♪】
「峠の釜めし」の空き釜での炊飯は、思ったよりもかんたんで、とってもおいしかったです。ご飯を炊くのはときどきという方なら、これを炊飯器代わりにしてもいいのでは!? と思うほどでした。
また浸水時間や水分量、加熱時間を変えて、自分好みのご飯の炊き方を追及するのもおもしろそうです。
「峠の釜めし」の空き釜を利用した詳しいご飯の炊き方は、荻野屋公式サイトに掲載されています。
ご飯の炊き方以外にも、アヒージョやドリア、窯焼きカレーなど空き釜を使ったレシピがいろいろと掲載されているので、興味のある方はぜひ作ってみてくださいね!
参考サイト:荻野屋
撮影・執筆:緑豆まめこ
Photo:(c)Pouch