ロバート・秋山竜次さんが手掛ける人気シリーズ「クリエイターズ・ファイル」に新作が登場。
その名も「レンタルなんもしないクリエイター」で、名前の時点ですでに面白いから困ります。
気になるのは「なんもしない」というワード。クリエイターなのに「なんもしない」って……いったいどういうことなんですか~!?!?!?
【「ただそこにいるだけ」のお仕事です】
『月刊ザテレビジョン』(KADOKAWA)で好評連載中の「クリエイターズ・ファイル」。
「レンタルなんもしないクリエイター」は、2021年2月24日発売の「2021年4月号」に掲載されています。
秋山さんが扮するのは、「レンタルなんもしないクリエイター」のナグモ・トモ。
ナグモさんの主な仕事は、
・クリエイティブな雰囲気を出して、チーム全体のクリエイティブ感を上げる
ことで、会議や顔合わせに出向いて「ただそこにいる」だけ。意見やアイディアを出すことは一切ありません。
【ひたすら「雰囲気作り」に徹します】
つまりは、ホントに「なんもしない」わけなのですが、見た目が「グイグイ系クリエイター」に見えるので、いるだけでクリエイティブ感がアップ。
さらに「相手になめられない」という利点もあるようで、草食系な会社を中心に人気を集めているようなんです。
「なんもしない」とはいえ、クリエイティブを演出するための雰囲気作りには、余念がない様子。
悩んでいるような表情を浮かべたり、敢えて「1回シンプルに戻してみない?」などと口を挟んだりするらしく、プロ魂(?)を感じます。
【発言するごとにジワる】
ナグモさんはインタビューで、
「僕みたいなのが1人交ざると、根こそぎ武闘派クリエイティブ集団に見えてくるらしくて」
「昔から『お前は雰囲気だけだな』とか『言うことがスカスカだな』って言われてたんですが、今はその雰囲気で生活できています」
と発言。「雰囲気で生活できる」というワード、そこはかとなくジワジワくるのは、私だけなのでしょうか。
ナグモさんのインタビューは『ザテレビジョン』特設サイトでも公開中。終始クスクス笑いが止まらなくなること必至ですよ。
ウェブサイトでは、手軽にクリエイティブ感を出せるよう、ナグモさんの画像入りリモート会議用背景(!)も配布中。
ナグモさん効果にあやかりたい人は、ゲットしてみてはいかがでしょうか。
参照元:クリエイターズ・ファイル / ザテレビジョン、クリエイターズ・ファイル公式YouTube、プレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch