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『大豆田とわ子と三人の元夫』第7話:オダギリジョーのギャップ激しい演技により、視聴者がキュンとホラーを一気に味わう事態に

2021年5月31日

2021年5月25日にカンテレ・フジテレビ系で放送された『大豆田とわ子と三人の元夫』第7話。

物語は第2章に突入……したわけなのですが、前回第6話で親友・かごめ(市川実日子さん)を亡くしたとわ子(松たか子さん)の悲しみが消えることはありません。

そしてもうひとり、喪失感を抱えていたのは、かごめに片思いしていた八作(松田龍平さん)。

とわ子と八作のあいだで交わされた「ごめんね」のやり取りに、なにもかもが詰まっていて、ティッシュの大量消費が止まらない……(涙)。

【第7話あらすじ】

かごめの死から1年。娘の唄(豊嶋花さん)も進学した高校が遠距離のため家を出て、1人暮らしとなったとわ子。

そんな中、会社の買収危機が起こり、社長のとわ子は大ピンチ!

いっぽうプライベートでは、数式を愛する不思議な男性・小鳥遊大史(たかなしひろし / オダギリジョー)との出会いがあり、新たな恋が始まりそうな予感です♡

しかしとわ子の心の中には、かごめを亡くした悲しみと後悔が、いつまでも残り続けていました。とわ子は前を向けるのか、それとも……。

【「ごめんね」の4文字に凝縮された思い】

とわ子は、あからさまに悲しみを見せることはありません。

けれど、元夫たちの体調を過剰に気遣ったり、ソファでしか眠れなくなったりと、計り知れない喪失感を抱えていることは明らか。

ベッドではなくソファで寝るのは、「かごめの元にすぐ駆けつけられなかった」という後悔から、無意識に「いつでも駆けつけられるように」と思っていたのかもしれず、切なくなります。

唯一、喪失感を分け合える相手は八作ですが、複雑な関係も相まって、お互いが抱える寂しさを直接言葉にできず……。

そんな2人が久しぶりに顔を合わせて「ごめんね」とやり取りするシーンはものすごく、

とわ子「(かごめへの思いに気づいてあげられなくて)ごめんね」
八作「(他の人に片思いしてて、そばにいてあげられなくて、力になれなくて)ごめんね」

という、2人の思いが凝縮されていて、胸に迫るものがありました。

2人がただいるだけで、心の中にある悲しみがぶわ~っと伝わってきて、涙が止まらない……!

【寂しくなっても人は人生を楽しめる】

とわ子の傷を癒やしたのは小鳥遊

ふとしたときにかごめを思い出しては、

「1人でどこ行っちゃったんだろう。あのとき何を思ってたかな。私もそっちに行きたい」

と考えて、誰にも本音を言えないまま1年という月日を過ごしてきたとわ子に、

「人生には2つルールがある。亡くなった人を不幸だと思ってはならない。生きている人は幸せを目指さなければならない」
「人は時々寂しくなるけど、人生を楽しめる。楽しんでいいに決まってる」

と語りかけたのです。

小鳥遊の言葉をきっかけに、とわ子はようやく、ソファではなくベッドで眠れるようになったのでした。

【小鳥遊さん…ウソでしょおおおおおお】

とわ子×小鳥遊のシーンが出てくるのは放送開始から約39分。おそらく全視聴者が「小鳥遊さん、いい人だなぁ♡」と思っていたでしょう……。

しかし、残り約6分のあいだに、

・実は小鳥遊はとわ子の会社を買収した外資系ファンドの人間(しかも無慈悲で冷徹、とわ子を解任しようとする)
・仕事とプライベートを完全に分けている
・仕事以外のときは「ゆるふわ癒やし系男子」でとわ子に優しい

という恐るべき人物であることが明らかになり、「この人怖すぎる!」とネットで話題になりました。

オンとオフでの小鳥遊の変貌ぶりはすさまじく、二重人格を疑うレベルです。

この、「ラストにとんでもないネタをブッコんでくる」やり方は2週連続。ここから、どうなるのかハラハラドキドキだわ~~~!

参照元:カンテレInstagram @omamedatowakoTwitter @omamedatowako
執筆:田端あんじ (c)Pouch

▼オダギリさんと元夫たちの初対面エピソードが可愛すぎる(笑)

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