花束は、他人からサプライズでもらうもの、特別な日にもらうものという “プレゼントされるアイテムの代表” イメージが私にはありました。
ゆえに、花束が欲しくなっても、自分で買うことに恥ずかしさを感じ、諦めていたのですが……思い切って誕生日に買ってみたところ、意外なサプライズが豊富で感動したのです。
毎月1のつく日(1日、11日、21日だけ)は「ステキなぼっちの日」。今回は「自分で自分に花束を贈ってみる」です。
【オンラインで花束を注文だ!】
今回はお花屋さんに行く時間がなかったので、ネット注文可能な花屋「花キューピット」を利用することに。
サイトを覗くと、いろんな用途の花束が揃っていてビックリ! 花の色や種類だけじゃなく、フラワーアレンジメントのボックスや、お花と一緒にケーキやお酒のプレゼントなどもそろっているのです。
普段花屋に行かない私は、見ているだけでワックワク♪
と、同時に花束って結構高いんだ…という現実も知りました。1万越えも余裕であるんだね。
あまりの種類の豊富さと値段で悩みに悩み、今回はオーソドックスな誕生花の花束セット(4400円)にしました。
【バースデーカードのメッセージつける?つけない?】
サクサクっと注文を進めていくと「メッセージカードの有無」が登場。自分で自分に花束を贈るだけじゃなく、自分で自分に手紙も贈るとなれば……配達員が引くのでは? 狂気では?
でも、人生最初の花束。全力出さないと贈る人に失礼(自分だけど)な気がしたので、「(メッセージカードを)つける」を選択。
メッセージもしっかり入力して注文し、配達当日を迎えたのです。
【自分の名前ばかりの伝票を受け取る】
普段の配達と違い、花束の配達は「おめでとうございます!」とかあるのかなぁ〜と待ちわびていた配達当日。ついに呼び鈴が!
ドアを開けると、ぶわぁあっと目の前に広がるピンク色のバラの花束。大きなリボンと華やかなラッピング。ハッピーバースデーのメッセージカード。そして香ってくるバラの匂いーーー。
自然と「やったー!」と声が出てしまうほど嬉しい気持ちで満たされます。
しかし「伝票を確認してください。それとサイン」というクールなボイスで我にかえります。
送り主自分、送り先自分、サイン自分、メッセージカード自分の自分祭りの花束。じわじわと恥ずかしさに包まれドアを閉めました。
【恐るべき花束パワー】
とは言っても、やっぱり花束の威力は凄かった。
花束は笑わせてくれるとか、美味しい思いをさせてくれるとか、何かしてくれるわけではなく、ただ美しくあるだけ。
なのに自然と疲れた心が浄化され、うふふと嬉しくなり、うっとりしてしまうのです。これが花束の持つマジックなのでしょうか。それとも植物の力?
自分で注文したにもかかわらず、目の前に現れるとサプライズ的な嬉しさもある花束のパワー。人からもらっても、自分に贈っても嬉しくなることも発見でした。
孤独度:★
オススメ度:★★★★★★
幸せ度:★★★★★★★★★★
撮影・執筆:百村モモ
Photo:(c)Pouch