夏休みの宿題に必ず登場するもの、それは「読書感想文」。
お子さんをお持ちの皆さんの中には、頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。小学生の子どもが2人いる我が家もまさに同じ状況……!
そんな中、教科書を発行している光村図書がホームページで公開しているのが「夏休み 読書感想文お悩み相談室」。
保護者から寄せられた読書感想文の「あるある」なお悩みについて、アドバイスをしてくれているんです!
【子どもの感想が「すごい」しか出てこない…】
回答しているのは、小学校教諭、司書教諭を経てさまざまな地域の図書館支援にあたってきたという藤田利江さん。
たとえば
「文末が『すごいと思った』ばかりになり行き詰まりました。まだ語彙が少なく、思ったことを文章で表現するのが難しいようです。」
という質問に対し、藤田さんは
「どんな短い言葉でも何かしら表現できたら『素晴らしい』のです。その短い感想にどう突っ込みを入れるかが、聞き手の腕のみせどころです。」
と回答!
たしかに、小学校低学年の子であれば、まだまだ複雑な表現をするのはむずかしいですよね。では、どんなふうに突っ込めばいいんでしょうか?
「『すごい』との答えには、『すごいね、どれくらいすごいと思う?』『〇〇ちゃんに同じようなすごいことって、あった?』『この間見た〇〇すごかったね?どっちの方がすごいと思う?』のように、さまざまな突っ込み方を考えてみましょう」
とのこと。
ここで子どもたちから何か発言が出てきたらしめたもの。すかさずメモして感想文に盛り込むべし! 親の聞き出す力が大切なことを痛感しますね。
【何から書き出すのが効果的?】
また、
「書き出しはどのように書いたらよいでしょうか?」
という悩みを持つ人も。これには「読むことになったきっかけから書く」以外に、
・会話文から始める
・表紙を見て、思ったこと感じたことから始める
・本を読んで、不思議に思ったことから始める
・本の中の文の引用から始める
といった書き方もおすすめされています。
全体の内容自体は同じでも、こうした書き出し方をするだけで冒頭部分がぐっと引き立ち、読む人の目を引くものになるはずです。
これは簡単な手法でありながら効果的なので、ぜひとも取り入れたいと思いました!
【ほかにもいろんなQ&Aが載っています!】
ほかにも「どんな本を選べばよいかわかりません。子どもの興味のある本が、感想文に向かない本で困りました。」や「子どものモチベーションをあげるにはどうしたらいいでしょうか。」など、親からすると「知りたい~!!」と共感しちゃうお悩みがいろいろ。
参考になるアドバイスも多いかと思いますので、ぜひ皆さんもご覧になってみてください。
お父さんお母さんのナイスサポートがあれば、今年の読書感想文はスイスイ終えられちゃうかもしれません♪
参照元:光村図書、プレスリリース
執筆:鷺ノ宮やよい (c)Pouch