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【素朴な疑問】海外では「冷凍グリーンピースで患部を冷やす」ってあるあるなの? 外国人に調査してみた

2022年2月12日

海外ドラマや洋画を観ていると、「冷凍グリーンピースでケガした部分を冷やす」といった描写が、ふいに出てきませんか。

こうしたシチュエーションって、日本の作品ではほぼ見たことがありませんが……

大ヒットドラマ『ブレイキング・バッド』をはじめ、『フレンズ』や『ホークアイ』など、有名海外作品によく登場するので、「あるある」なのかも!?

でも、ホントのところはどうなんだろう……。気になったので、海外の人に真相を聞いてみました☆

【なぜ “冷凍グリーンピース” なのか】

どこかにぶつけた、あるいは殴られたときなどに、応急処置として登場する「冷凍豆の袋」。

あまりにも自然な流れで「患部を冷やすもの」として出てくるので、「そういうもんなのね」とすんなり受け入れてしまういっぽうで、

・なぜ保冷剤ではなく「冷凍グリーンピース」なの?
・というか、豆の袋ってそんなに常備されているものなの?

と、さまざまな疑問が浮かんできます。

【冷凍豆は生命保険】

謎を解明するべく、ウェールズ出身のマックス(Max)さんに質問をしてみました。

Q1.  打撲や火傷をしたときに「冷凍グリーンピース」で冷やすって本当?

「そうそう、袋に入ったやつね。冷凍グリーンピースは、僕の子ども時代の生命保険だったよ」

Q2. なんで「冷凍グリーンピース」なの?

「冷凍グリーンピースは、イギリスの家庭の冷凍庫に必ずあるのかも。
僕が子どもの頃、グリーンピースは夕食に欠かせない野菜だったよ。肉、ジャガイモ、エンドウ豆と同じようにね」

Q3.保冷剤は使わないの?

「90年代以前のイギリスだと、高価なキャンプショップでしか手に入らなかったんだ。
僕の母によると、母の両親の世代(祖父母)は冷凍ステーキを使っていたらしいよ。でも、どう考えても心地よくはないよね」

Q4. もし冷凍グリンピースがなかったらどうする?

「冷凍庫に冷凍グリーンピースがなかったら、患部を冷やせないから『ぶつけちゃった』では済まないよ。
No frozen peas – no life(冷凍グリーンピースがなければ、命はない)。
もし冷凍グリーンピースがなかったら、今の僕の人生が変わっていたかも…」

そ、そんなに!?

「生命保険」とか「人生が変わっていた」とか、パワーワードがどんどん飛び出して驚きましたが、それくらいマックスさんにとって「冷凍グリンピース」は欠かせないものだったのでしょうね……!

【実践者は少なめ!?】

今回の調査では、そのほか5名の外国人にも同じ質問をしてみましたが、

「よく聞く話だけど、実践したことはない」
「冷凍庫に入っているもので冷やすことはあるけど、グリーンピースとはかぎらない」

といった答えが返ってきました。

結果的に、実践している人は少なめでしたが、「聞いたことはある」「知っている」という人がほとんど。

調査に協力してもらったみなさんが若い世代なので、ひょっとしたら日本で言う「おばあちゃんの知恵袋」みたいなもの、なのかもしれませんね!

執筆:田端あんじ
Photo:(c)Pouch

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