ここ最近発売ラッシュが続いているフェリシモミュージアム部による「文学」シリーズ。
「谷崎潤一郎作品のヒロインたちをイメージした靴下」や「太宰治&中原中也のエピソードから生まれた缶詰風ポーチ」などユニークなアイテムを続々生み出しています。
このたび発売された新作では、夏目漱石、宮沢賢治、太宰治をフィーチャー。今回もまた、フェリシモならではの発想が光るアイテムが勢ぞろいしておりますよ……!
【グッズを通して魅力を再発見♪】
2022年4月21日からWEB販売を開始した文学シリーズの新作は全3商品。
名作を読んでこぼれた涙をぬぐう「夏目漱石著『こころ』の物語を紡いで ふたりの関係を繋ぐレースでふちどったタオルハンカチ」をはじめ、
・「音楽を愛した宮沢賢治『星めぐりの歌』レコード風ポーチ」
・「太宰治の万年筆の逸話より 彼が綴った物語に爪を染めるジェル風ネイルシール」
といったアイテムを展開。身近なアイテムを通して、作品や作家の逸話を知り、彼らの魅力を再発見できるラインナップとなっています。
【ハンカチへのこだわりがスゴイ】
夏目漱石著『こころ』をテーマにした「夏目漱石著『こころ』の物語を紡いで ふたりの関係を繋ぐレースでふちどったタオルハンカチ」(月1枚 / 各2200円)の注目ポイントはレース。
作中に登場する「先生とK」「私と先生」「私と父」をそれぞれの間に存在した象徴的なモチーフのレースで表現しているんです。
先生とKを隔てた襖、主人公の私と先生が交わした手紙、私と病床にある父親がこたつで指した将棋といったものを用いることで、ふたりの別れをも想起させているのです!
モチーフだけでなく「色」にも並々ならぬこだわりがあり、「色名にまつわる花言葉」も踏まえて吟味した糸を使用するなど、思い入れが深すぎる……!
【相変わらず「発想の鬼」でした】
「音楽を愛した宮沢賢治『星めぐりの歌』レコード風ポーチ」(3190円)は “もしも” をかたちにした商品。
レコード収集が趣味だった宮沢賢治が作詞・作曲した『星めぐりの歌』が、賢治の生きた時代にレコードになっていたら……といった発想をポーチに落とし込んでいます。
「太宰治の万年筆の逸話より 彼が綴った物語に爪を染めるジェル風ネイルシール」(月1セット / 1815円)は、太宰治と万年筆にまつわる「軸が壊れても執筆をつづけた」逸話から誕生。
「指先がうっかりインクに染まる→爪が物語に染まる」という発想をもとに、『パンドラの匣』『待つ』『斜陽』の3作品をネイルシールで表しました。
いつもながら、こだわりが詰まりまくった文学シリーズ。さてあなたはどれが気になりますか?
※価格はすべて税込みです。
参照元:フェリシモ(1)(2)(3)、フェリシモミュージアム部(1)(2)(3)、プレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch