「めんつゆに飽きちゃう問題」を打破すべく、国民的そうめんの大御所「揖保乃糸」がおすすめするアレンジレシピに挑戦してプロの知恵を借りるシリーズ。
これまでつくってみたのは「エスニックにゅうめん」と「ガスパチョ風キムチそうめん」ですが、どちらもおしゃれで美味しかった!
というわけで今回は、「アボカドスープそうめん」に挑戦してみます。えっと……“アボカドスープ”なるものがまず未知数すぎるんですがっ!?
【どんなのできるの!?想像つかないぞ】
公式レシピを参考に用意したのは、そうめん、アボカド、レモン汁、豆乳、水、丸鶏がらスープ(顆粒)、塩、生ハム、粉チーズ、こしょう、かにかま。
材料を見ても、果たしてどんなものが完成するのかまったく想像がつきません。
飾り付けにラディッシュが必要だったのですが、この時期のスーパーでは全然見つからなかったので、今回は「かにかま」で代用。色合いが似てるので雰囲気は出るかと思います。
【スープは冷製仕立てです】
適当な大きさに切ったアボカド、レモン汁、豆乳、水、丸鶏がらスープ、塩をミキサーに入れてなめらかになるまで混ぜたら、冷蔵庫で冷やします。
そうめんは固めに茹でてザルにあげ、水でもみ洗いしてから氷水にさっとつけて、水気を切っておきます。
【見たことない料理できた】
やや深さのある器にスープを注ぐと、アボカドグリーンがとっても色鮮やか! 質感はスープというよりもムースに近いような。
中央にくるくるフォークで巻いたそうめんを盛り付け、さらに生ハムも半分に折ってからくるくる巻いてローズ風に。かにかま、粉チーズ、こしょうでさらに盛り付けます。
完成したのは、生まれて初めて見る料理。未知との遭遇……!
これはお箸で食べるものなのか、フォークで巻き巻きするのが正解なのかわからない。
かにかまとそうめんの配置もまずかったかな……創作料理の盛り付けというのはセンスが問われるみたいです。とにかく食べてみましょう!
【そうめんの存在感が…】
アボカドの冷製ふわふわムース状スープをひとくち食べると、濃厚なコクの中に柑橘類のさっぱり感があって、夏に嬉しい味! レモンがいい仕事してます。
ですが……そうめんの霊圧が、消えた……!?
スープのコクとパンチが強いので、そうめんの存在を忘れるんです。完全にスープが主役ね、コレ。
そう考えると、そうめんを食べる上での「めんつゆに飽きちゃった問題」の解決策としてはビミョーかも? でもでも、美味しいんです。斬新さはピカイチなので、気になる方はぜひつくってみてね♪
参考リンク:揖保乃糸
撮影・執筆:黒猫葵
Photo:(c)Pouch