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今年の漢字に選ばれたのは…「戦」! ウクライナ侵攻やW杯、物価高と戦いの1年でした / トップ10には「安」「楽」などもランクイン

2022年12月14日

年末が近づいてくると話題になるもの……それは「今年の漢字」!

公益財団法人 日本漢字能力検定協会では、毎年年末に今年1年の世相を表す漢字1字とその理由を全国から募集しており、最も応募数の多かった漢字を京都・清水寺で発表しています。

今年2022年の漢字に選ばれたのは「戦(せん / いくさ・たたかう・おののく・そよぐ)」。

戦争、円安や物価高による身近な戦い、スポーツ界で見られた熱戦ーーー。さて、みなさんはこの1文字から、なにを思い浮かべましたかか。

【今年を象徴する3つの「戦」】

全国から集まった総投票数・22万3768票のうち、1万804票を集めて第1位にランクインした「戦」(4.83%)。この漢字を選んだ理由として多く見られたのは

・ウクライナ侵攻、北朝鮮の相次ぐミサイル発射などにより「戦」争を意識した年
・円安・物価高・電力不足や感染症など、生活の中で起きている身近な「戦」い
・サッカーW杯や北京冬季五輪での熱「戦」、野球界での記録への挑「戦」に関心が集まる

という3つです。

【実は2度目なんです】

2022年を代表する話題といえば、今なお続くウクライナ侵攻。10〜80代という幅広い世代から、ウクライナ侵攻が理由で「戦」に投票したという声が集まっています。

さらには、長引くコロナとの戦い、物価高との戦い、サッカーW杯をはじめとする選手たちの戦いを挙げる声も! こうして振り返ってみると、2022年は “戦いの1年” でもありました。

ところで……「戦」は2001年にも選ばれた漢字なんです。

2001年は「アメリカ同時多発テロ」「米軍によるアフガン攻撃」「愛子さま誕生」「イチロー選手がMVPと新人王を受賞」といった出来事が起こっています。

【2〜10位もチェック!】

つづく2〜10位に選ばれた漢字はこちら!

2位 「安」(1万616票)
3位 「楽」(7999票)
4位 「高」(3779票)
5位 「争」(3661票)
6位 「命」(3512票)
7位 「悲」(3465票)
8位 「新」(3070票)
9位 「変」(3026票)
10位 「和」(2751票)

2位にランクインした「安」を選んだ理由として取り上げられたのは、「円安」「安倍元首相銃撃事件」「安全・安心が脅かされ不安を感じた1年」という意見。そのいっぽうで、明るい話題として、サッカーW杯で活躍した「堂安選手」の名前も挙がっていますよ。

3位「楽」には、行動規制の緩和などで昨年より楽しいことが増えたという声も!

来年2023年にはどんな漢字が選ばれるのでしょうか。願わくば、誰もが平和を実感できる1年になりますように。

参照元:公益財団法人 日本漢字能力検定協会、プレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch

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