いまSNSでバズっている「三省堂辞書スタンプ」。
辞書でおなじみの三省堂が手がけたLINEスタンプで、日常的に使用する「ありがとう」「おつかれさま」「りょうかい」といった言葉に、辞書さながらの解説文が添えられたスタンプなのです〜!
前代未聞のLINEスタンプは発売前から「なんだこれは(笑)」と大人気。購入する人が続出しているみたいなんです。
【なんかジワジワくるな】
『明解国語辞典』刊行80年を迎えた記念キャンペーンとしてリリースされた三省堂公式「三省堂辞書スタンプ」(120円)。『明解国語辞典』の流れを汲んでいる『新明解国語辞典』と『三省堂国語辞典』から、各20語ずつチョイスしています。
スタンプのデザインは、トーク画面から浮きすぎない、シンプルなメッセージ型の吹き出しで統一。
たとえば「ありがとう」のスタンプを押した場合、「ありがとう」の言葉と共に
ありがとう
[有り難う]がたう(感)
[豆知識]返事は「どういたしまして」だが、言いにくいという人もいる。「いえいえ、とんでもないです」などと言ってもいい。
といった解説文も送ることができます。
ちょっぴりウザいような気がしないでもないですが、読めば読むほどジワジワきちゃうぞ……!
【凡人の解説文が刺さります】
またこちらのスタンプには「それな」「むり」「くさ」といったSNSワードもふんだんに盛り込まれているんです。
また、「わちゃわちゃ」「チル」「ぷんすか」などもあり、そのチョイスにセンスを感じる〜!
送る側も受け取る側も、言葉の意味を再認識させられるたび、ふっと笑顔になれるかも。個人的には「ぼんじん」という言葉に添えられた、
ぼんじん
[凡人]
自らを高める努力を怠ったり功名心を持ち合わせなかったりして、他に対する影響力が皆無のまま一生を終える人
という解説を読んだあと「スン……」となりました。「影響力が皆無のまま一生を終える人」って、まあ、そのとおりなのですが、パワーワードすぎません?
【勉強にもなります】
これからの辞書は「引く」だけでなく「押す」ことも可能に。スタンプを送るたび、より言葉を身近に感じられることでしょう。
またスタンプを利用することで「了解は目上の人に送っても失礼ではない」といった知識も得られます。
楽しく使いながら、改めて言葉の持つ意味をかみしめてみるといいかも……!
参照元:プレスリリース、LINEスタンプ
執筆:田端あんじ (c)Pouch