「諸国良品」と銘打って、日本各地の良質な食品や日用品を販売している無印良品。
そんな「諸国良品」で、神奈川県でしか生産していない “湘南ゴールド” を丸ごと使ったミルフィーユがあるのを発見しました！
その名も「神奈川のミルフイユ」。
シンプルかつストレートな商品名ですが、それもそのはず。こちらはネットストアと神奈川県内の店舗でしか買えない地域限定商品なのだとか。
神奈川県民のワタクシ。これは絶対に食べなければという使命感（？）のもと、その全容をレポートしたいと思います！
【美味しすぎる組み合わせ♡】
県内在住の私ですら、たまにしか売っているのを見かけないとっても希少な柑橘類の湘南ゴールド。ジューシーで、甘さと酸っぱさのバランスが良いんですよね〜。
「神奈川のミルフイユ」は、そんなレアな湘南ゴールドを使ったクリームと、チョコレートクリームをパイ生地でサンドしています。
柑橘類とチョコって意外な組み合わせ!? とも思いましたが、オレンジピールチョコとかありますもんね。そう思うと、味への期待も高まるぞ！ というわけで、さっそくパクリ。
おおおっ、湘南ゴールドのクリームはとっても爽やか〜！ さっぱりとした味わいながらも、皮ごと砂糖漬けにしたミンチも入っているので、フルーツの旨みをきちんと感じます。
そして、チョコレートクリームは甘さ控えめでお上品なテイスト。どちらのクリームも滑らかな舌触りで、口の中でよく溶け合います。
さらに、そこへバターの香りが際立つサクサクのパイが加わると……もうもうっ、最高のマリアージュ〜〜〜!!!! 手が止まらずに、一気に食べ終えちゃいました。
【商品誕生のストーリーに感動】
そんな「神奈川のミルフイユ」。無印良品が横浜市に本店を構える洋菓子店と一緒に開発した逸品なのですが、誕生の背景にあるストーリーがとっても素敵なのです。
実は、湘南ゴールドは流通量が少ないにも関わらず、生産量の3分の1が見た目のキズや大きさのために規格外になってしまうそう……。
けれども、大切に育てられたフルーツたちは、見た目にキズがあっても美味しさは変わらない！ ということで、加工してスイーツにする「神奈川のミルフイユ」が誕生したんですって。
この商品で使われる湘南ゴールドを育てるのは、神奈川県小田原市の農家さん。見た目で規格外になる実を “個性豊かな実” と表現するそうで、育てたフルーツへの愛を感じます。
同じ県民としても、地元産の農産物を余すことなく食べられるのはとっても嬉しいこと。ストーリーを知ってから食べると、その美味しさもひとしおです。
【とっても人気です…!!!】
ぜひ皆さんに食べてほしいと思ったら、ネットストアではすでに売り切れでした（泣）。しかも、こちらでは2480円の大容量サイズ（3個入り×4箱）での販売だったようです。
お店には、私が購入した620円のお手頃サイズ（3個入り×1箱）があったのですが、店員さんに聞いたところ品薄な店舗が多いそう……。
どちらの在庫も復活してくれたら、もっといろんな人に食べてもらえるのに！ 無印良品さん、なんとかお願いできませんか〜!?
※表示価格はいずれも税込価格です。
参考リンク：無印良品
執筆・撮影：つぼみまい
Photo：(c)Pouch