近年、SDGsの観点から注目されている身近なアイテム……それは「ストロー」。
これまで当たり前に使っていたプラスチックの使い捨てストローから卒業すべく、紙ストローや洗えて何度も使えるマイストローなど、さまざまなメーカーから新たな素材のストローが登場しています。
そんな中、「AKOMEYA TOKYO」から登場したのはなんと「お米のストロー」。
お米からできたストローなのはわかるけど、どんなものなんでしょう……? 編集部にサンプルが届いたので徹底的にレポートします!!
【完全植物由来です】
「お米のストロー」は、お米とコーンスターチと天然着色料のみで作られた完全植物由来のストロー。パッケージから中身を取り出してみると……
\カラフルで可愛い〜!!/
触ってみると、生春巻きを作るときのライスペーパーを厚くしたようなイメージ。サラサラしたマットな触り心地で、プラスチックみたいな質感です。
見た目だけでいうと、植物由来かどうかに関わらず注目してしまうオシャレストローだと思いました。これは、ホームパーティーで使ってみたい……!!
【お水で検証!】
では、「お米のストロー」を使って実際にお水をいつも通り飲んでみましょう。
コップに差したときは真っ直ぐしていたのですが、しばらく水分に浸けると膨らんでグニャ〜と柔らかくなってしまいました。でも、変形してもきちんと飲めました。
【味は変わるの?】
また、お米のストローということで「お米の味がしたりして…」と気になっていたのですが、完全なる無味!
お水、お茶、コーヒーで試してみましたが、いつもと変わらない味を楽しむことができました。よほど味覚が敏感な方でなければ気にならないと思います。
また、水分が触れるとちょっとペタッとするのが気になるものの、質感はプラスチックに近いので口当たりの違和感はありませんでした。
【長時間には向いてないかも】
しかし、使い始めて1時間半ほど経ったところで違和感が。しっかり吸ってるはずなのに、急に水が飲めなくなってしまいました。
「あれ? おかしいな?」と思って水からストローを取り出してみると……ストロー、割れちゃってるっ!!!
しかも少し力を入れただけで、真っ二つに……!!
最初はグニャ〜と柔らかくなっただけかと思いましたが、時間がたって水分を吸うと、割れやすくなるみたいです。
【飲み物の量は関係ないみたい】
「もしかして、水分に浸かっている面積が少なければ少し長持ちするのかも?」と思い、今度は背の低いコップでも実験。
結果……やっぱり1時間経過したところで割れてきちゃいました。
その後も何度か試して見ましたが、使い始めて1時間〜2時間で割れてしまうことがほとんど。長時間の使用には向いていないようです。
【安全さが魅力】
そして何よりも嬉しいのは、食べても問題ない高い安全性。私も勇気を出して、ふやけたストローを少し食べてみましたが味はしませんでした(笑)。
お子さんが噛んで誤って食べてしまっても大丈夫ですし、使用後は植物の肥料として活用するなど捨てることなく循環利用が可能です。
お値段は20本入りで660円(税込み)。カラーはアソートと白黒の2種類があります。長時間使うのには向いていないものの、個人的にはお米のストローの口当たりに違和感を感じなかったのでアリでした。
気になった方は参考リンクからぜひチェックしてみてください!
参考リンク: AKOMEYA TOKYO
執筆・撮影:五條なつき
Photo:(c)Pouch