台北の中心地に「微笑み萌ポスト」という、フォトスポットがあるのをご存知ですか。
緑と赤のポストが横にフニャンと傾いている様子がなんだか可愛くて、一緒に傾いて写真を撮る人がたくさんいるんです。
でも、どうしてポストが曲がっているの? なんでフォトスポットになっているの?
その理由は、ポストに添えられている説明文にありました。それを知ると「人生に何があっても大丈夫」と思わせてくれるから不思議。
いったいどんな説明文なのか、台湾現地からレポートします♪
【なんで傾いているの?】
台湾のポストは、緑色の国内用と赤色のエアメールや速達用が2つ並んでいることがほとんどです。
ご紹介するフォトスポットは「微笑萌郵筒(微笑み萌ポスト)」と呼ばれているのですが、実は台風の影響で落ちてきた看板が直撃し、腰が曲がってしまったポストなんです。
そのため「歪腰郵筒(腰が曲がったポスト)」と呼ばれることもあるんですよ。
その傾きっぷりは、遠くから見てもわかるくらい。
近づくにつれ、普通のポストとは違う雰囲気を感じます。
角度によっては首をかしげているようにもお辞儀をしているようにも見えて、なんだかほっこりしちゃうかわいらしさ♡
ちなみに腰が曲がってしまった今でもちゃんとポストとして機能していて、前からでも後ろからでも郵便物を投函できます。
【めちゃくちゃ前向きになれた】
傾きっぷりはもちろん、ぜひ注目していただきたいのはポストの横に添えられた説明文!
中国語、そして英語と日本語でこのポストについて書かれているのですが、その内容は……。
2015年8月8日の台風13号の影響で落ちてきた看板が私達に衝突しました。辛くて思わず倒れそうになってしまいましたけど、踏ん張りました。しかし、見ての通りこうやって私達の腰はすっかり曲がってしまいました。でもこれも人生。腰が曲がっていても大丈夫。曲がっていたほうが私達芸術的で素敵じゃない? 人生何があっても大丈夫って忘れないように私達と一緒に写真でも撮りましょう!
ホロリとしてしまう内容ではありますが。物事を積極的に前向きとらえる姿勢がなんとも素敵♡
そうね、人生何があっても大丈夫って忘れないようにするために、この場所を覚えておきたいから一緒に写真を撮りたくなる……!
【どこにあるの?】
ポストが設置されているのは、台北MRT 南京復興駅から歩いて数分のセブンイレブンの前と、アクセスも便利。マップアプリでは「歪腰郵筒」と入力するとすぐに出てきました。
駅周辺はレストランも多いですし、ローカル感の強い「遼寧街夜市(リャオニンジエイエシー)」など、観光スポットもあります。
一時期は行列ができるほど一緒に写真を撮る人が多くいましたが、2023年3月現在は落ち着いて撮影ができる雰囲気でしたよ。
ぜひ周辺のグルメスポットをチェックしつつ、微笑み萌ポストといっしょに記念撮影してみてくださいね♪
■今回紹介したスポットの情報
スポット名:微笑萌郵筒(微笑み萌ポスト)
住所:台北市中山區龍江路104號
参考:歪腰郵筒(Googleマップ)
撮影・執筆:Yui Imai
Photo:(c)Pouch
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]