脳の病気や障害などによって、認知機能が低下して、日常生活に支障がでてくる状態を表す「認知症」。実は猫も認知症になる可能性があること、ご存知でしたか?
しかも人間や犬と比べて、猫の認知症に関する研究は進んでいないのだそう。
今回ご紹介するのは、認知症と向き合う高齢猫たちの写真展「ねこの認知症 写真展」。
認知症とみられる行動をリスト化した「猫の認知症チェックリスト」が参考になるかもしれません……!
【チェックリストで確認を】
ペットフードメーカーのパイオニア「ペットライン」によれば、猫の場合、早くて10歳くらいから認知機能の低下に伴う行動の変化が報告されているといいます。
「猫の認知症チェックリスト」には、認知症でよく見られる行動が掲載されています。
いくつ該当すると認知症、というものではありませんが、まずは確認してみるといいかもしれません。
■猫の認知症チェックリスト
①飛び乗ったり飛び降りたりしたがらない
②低い場所しか飛び乗ったり飛び降りたりしたがらない
③ときどき身体がこわばっているようにみえる
④以前より俊敏さが低下している
⑤足を引きずる
⑥猫用ドアからの出入りが困難になる
⑦階段の上り下りが困難である
⑧抱き上げると鳴く
⑨トイレ外での排泄が増える
⑩身づくろいすることが減る
⑪飼い主との関わり合いに消極的になる
⑫ほかの動物やオモチャで遊ぶことが減る
⑬眠る時間が増え、活動性が低下する
⑭理由もなく大声で鳴く
⑮忘れっぽいようにみえる
【写真展から学ぼう】
2023年9月20日から9月24日には、東京・新宿マルイ本館3階 イベントスペースにて入場無料の展覧会「ねこの認知症 写真展」を開催。
写真展には猫写真家・石原さくらさんが撮影した6組の猫ちゃんの写真を展示します
まずは猫の認知症について知ってもらいたいという思いから実現したイベントで、認知症やその他の病気・疾患と向き合う高齢の猫たちの写真が集まる、これまでにない試みです。
会場には、写真のほかにも、猫の認知症について知るコーナーも設置されるとのこと。愛猫と末永く暮らしていくため、飼い主さんができることを学べる場にもなっています。
1日限定60組のお土産(1日限定60組)なども用意しているそうですよ♪
【不安が軽減されるかも】
いつかやってくるかもしれない、愛猫の認知症。
不安に感じる人もいるでしょうが、まずは「知る」ことで、その不安が和らぐかもしれません。詳しくは参照サイトから確認してみてください。
参照元:新宿マルイ本館、プレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch