1924年(大正13年)に創刊された科学雑誌『子供の科学』は今年で100周年。
これを記念して、創刊号から10年間のバックナンバーが電子書籍で復刻されることになりました!
大正期や昭和期の最先端科学ってどんなだったの?当時の専門家が描いた未来予想図は……? これは読みごたえがありそうです~!!
【どんな記事が掲載されていたの?】
関東大震災の翌年となる1924年に創刊された『子供の科学』。どんな内容が掲載されていたのか各号の主な記事を見てみましょう。
・「英国の大型乗合飛行機で示した飛行機の主な部分」(1925年2月号)
・「珍しい自動車の展覧会」(1926年10月号)
・「未来の戦争は科学戦」(1928年1月号)
都市の交通や自動車、鉄道などの科学技術、欧米の建築技術、ラジオ放送の開始や電話、テレビなどの情報通信技術といった当時の最新技術が、豊富な写真と一流の専門家による詳しい解説で紹介されています。
1930年代に入ると、戦争関連技術の記事も多く目につくように……。
・「最近十ヶ年に於ける征空記録地図」(1931年2月号)
・「満蒙の地勢・地質・風土」(1932年2月号)
・「列強海軍の艦隊配備」(1932年4月号)
航空機や空母が誌面を飾るようになり、関心を寄せていた子どもも多かったようですよ!
個人的には表紙のイラストも興味を惹かれるところ。写真にはない手描きの味わい深さがあって、昭和レトロな雰囲気が満点です。
【Amazonで楽しめるよ!】
『子供の科学』電子復刻版(1924年10月号~1934年9月号)は各号税込み980円。Amazon(Kindle)で販売中のほか、他ストアでも順次配信予定です。
当時の最新科学技術を垣間見れる貴重な記録を皆さんもぜひご覧あれ。
なお、『子供の科学』創刊100周年記念プロジェクトとして、現在特設サイトも公開中。同誌と100年の科学を旅する「科学タイムトラベル!」なるコンテンツを準備中とのことですので、こちらもどうぞお楽しみに♪
参照元:子供の科学100周年特設サイト、プレスリリース、Amazon
執筆:鷺ノ宮やよい