円安や価格高騰で家計が切迫している昨今、子どものおこづかいに頭を悩ませているママさんパパさんもいるかもしれません。
その打開策となるかもしれないのが「リアルお店屋さんごっこ」。子どもが野菜を育て、親や祖父母に売ることで、子も親もwin-winになれちゃうというのですっ!
【どういうこと?】
対象年齢は6〜15歳、子どもが「おこづかい制」から卒業し、自立するための手助けをする新システム「ユニコーンラボ」。
・野菜栽培キッド
・専用アプリ
で構成されており、子どもが「経営者」になり野菜を栽培、収穫した野菜を親や祖父母に売ることでお金を稼ぎます。
野菜の価格は子ども×保護者の交渉により決定、アプリ内で決済し、その売り上げで野菜の種の仕入れや工場の増設が可能に! もちろん、自由に使える収入として現金化することもOKです。
これにより、子どもの収入はおこづかい平均の2倍以上に増え、親もおこづかいの負担がなくなるため年間約1万7000円の支出減につながるといいます。画期的すぎませんか!?
【社会を学ぶヒントにも!】
野菜を育て収穫し、販売するーーー。この過程1つひとつにも、子どもにとっての「学び」があるといいます。
①種から野菜を育てる
自分たちの収入に直結するので、植物がどうやったら早く大きく育つか、自発的に研究・観察・工夫するように。
②収穫
農業体験や食育にも◎ 野菜をラッピングして販売価値をあげる「デザイン才能」が開花する子も。
③販売
「誰に・いつ売るのか=マーケティング」「価格交渉=プレゼン」「アプリ内の家族内ECサイトで遠方の祖父母に販売=ITビジネス」といった学びを得られる! 梱包や物流を工夫したり、料理の才能に目覚める子もいるのだとか。
④食べる
自分自身が食べないと買ってもらえないので、苦手野菜を克服できるかもしれないし、食育にもつながる。
⑤計画・仕入れ
野菜売り場の値段を調べたり、家族みんなの好きなものを調べたり、料理内容を予測したりすることで、次の計画を立て種を仕入れ・栽培をスタート。利益が増えるよう考えることが「経営の才能」につながる。
つまり、すべてを「自分ごと」として取り組むことで、おのずと社会を学べるというわけ。実証実験に参加した子どもたちは、楽しみながら取り組んでいるそうで、使えるお金も大幅に増えているそうですよ……!
【フェアトレードがモットーです】
日本発・ビルゲイツを発掘するMicrosoft社主催の日本最大のビジネスコンテスト「IDEACTIVE JAPAN」で最優秀賞を受賞している「ユニコーンラボ」。子どもたちが「節約・ガマン・親に媚びる」から解き放たれ、創意工夫が育まれることを願い生まれました。
価格は税込み3万2780円。月額利用料はありませんが、実証実験のなかで子どもたちが不当に買い叩かれるケースがあったことを受け、
・利用にあたり親アカウントは毎月2000円、祖父母アカウントは毎月1000円をアプリ内に確定チャージする
という方法で「フェアトレード」を実現しています。チャージポイントは、野菜の購入はもちろん、お年玉などにも全額利用可能。どこまでも本格的な「ユニコーンラボ」。気になった方は参照元からチェックしてみて!
参照元:ユニコーンラボ、プレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch