今年2024年の夏の土用の丑の日は「7月24日」と「8月5日」の2日間。
土用の丑の日に食べるものといえば「うなぎ」ですが、いかんせん、お値段が高い!! また、今から10年ほど前にニホンウナギが絶滅危惧種に指定されたことから、ここ数年はうなぎに変わる食材が求められている傾向にあります。
そんな中、あの日清カレーメシから「日清謎うなぎ丼」が発売されるというニュースが飛び込んでまいりました。いや、「謎うなぎ」ってなんなの……もしや謎肉のうなぎバージョンってこと!?
【「謎うなぎ」ってなんなんだ】
2024年7月15日から、関東甲信越・中部・近畿地区限定で販売中の新商品「日清謎うなぎ丼」(希望小売価格 税別369円)。
最寄りのスーパーでゲットできたので、家に買って帰り、さっそくフタを開けてみるとうな重を彷彿とさせる甘じょっぱいにおいが!
見たところ、うなぎによく似たかけらのようなものも入っていますが、もしやこれがウワサの「謎うなぎ」ってやつなのか……!?
【気になるお味は?】
というわけで、どんな味わいか検証するべく、手順どおり作ってみましょう!
<作り方>
①フタの上の特製甘辛だれを取り、フタを指定の位置まではがす。
②カップを横によく振る。
③熱湯を内側の線までゆっくりとまんべんなく注ぐ。
④フタをして5分待つ。
⑤フタをはがし、特製甘辛だれを入れて、よく混ぜる。
ふむ、香りだけなら完全に「うな重」! 最も気になる「謎うなぎ」の味はというと……ほんのり山椒が効いたうなぎだ〜〜〜!!!!!
ほどよい弾力も感じる、ふんわりとした食感と肉厚な身。大豆たんぱく加工品といえども、魚ならではの食感がしっかり再現されています。
ほのかに香る山椒の風味も相まって、まるでうなぎを食べているかのような感覚に。
日清によると、「謎うなぎ」とはプラントベースのうなぎ、とのこと。うなぎではなく、大豆たん白加工品だといいます。そりゃ本物のうなぎと食べ比べたら “似て非なるもの” ではありますが、うなぎを食べたい欲は満たされている……気がするッ!
そして、私が最も感動したのは、白身魚の旨味がしみ込んだ甘じょっぱいごはんです。
そもそも「うなぎのたれ×ごはん」の組み合わせはテッパンの美味しさですが、魚の旨味と甘みがしょうゆに溶け込んだごはんがウマすぎる!!
炊き立てごはんのようなふっくらとした食感も素晴らしく、「このごはんでおにぎり作ったらハチャメチャに美味しいんだろうなぁ…」と感じてしまいましたよ。
【正直、ありかも。】
昨年2023年に発売された冷凍品「プラントベースうなぎ 謎うなぎ」が好評だったことから、発売に至ったという「日清謎うなぎ丼」。実際に食べてみて感じた正直な感想はこちらです。
■よかったところ
・「うな重のごはん」のクオリティーが高すぎる
・お魚の食感×山椒の風味でうなぎを疑似体験できる
■気になったところ
・謎うなぎ×甘辛だれの塩味がやや強め
うな重と同レベルを期待すると肩透かしを食らうかもしれませんが、「うな重と似て非なるもの」だということを念頭において食べれば、かなり満足度が高いはず! お財布にも優しい価格なので、「うなぎを食べたいけど予算が気になる…」といった人にもちょうどいいかもしれません。
また、「謎うなぎ丼」の味付けには一部に動物由来原料を使用しているので、気になる方はご注意くださ〜い!
参照元:日清食品グループ
執筆・撮影:田端あんじ
Photo:(c)Pouch