夜空に突然現れては消え去る “流れ星” 。1年に数回、空の1点からいくつもの流れ星が放射状に飛び出すように見える現象を “流星群“ と呼びます。
そして、今年のお盆シーズンには、3大流星群のひとつ「ペルセウス座流星群」が見られるそうです。具体的にはいつ・どこで鑑賞できるのか、詳しくご紹介していきますよ〜!!
【ペルセウス座流星群とは?】
12月の「ふたご座流星群」、1月の「しぶんぎ座流星群」に並び、3大流星群として数えられている「ペルセウス座流星群」。
観測できる流星の数は年間でも1、2を争うほどで、国立天文台の公式サイトによると「条件がよいときに熟練した観測者が見ると1時間あたり80個以上の流星が観測される」のだとか!
従来の出現時期は7月17日から8月24日ごろとなり、8月中旬になると流星の数が増えるそうです。
【いつ・どこで鑑賞できるの?】
今年2024年は、お盆真っただ中の8月12日23時頃に活動の極大を迎えます。
国立天文台によると、目立って多くの流星が出現するのは12日から14日にかけての3夜。ピークとなる12日夜から13日明け方にかけてが観測のチャンスです!
<観測しやすい場所>
沖縄・中国・四国・近畿・北海道 / 東海・北陸・東北の一部
沖縄や中国、四国、近畿、東海西部、北陸西部、東北日本海側、北海道の道北を中心とした地域では、雲があるものの、晴れるタイミングもあるみたい。今年は、夜には月も沈んで月明かりの影響がなくなるため、星空観測をするには好条件とのこと!
いっぽう、12日深夜は、西から接近する前線を伴った低気圧の影響で、九州では雲が広がりやすくなります。同じくお天気の影響で、中部地方の東部を中心とする広範囲、関東、東北太平洋側、北海道の太平洋側中心では観測が難しそう……。
<鑑賞のポイント>
長時間の鑑賞に備えて、楽な姿勢で空全体をぼんやりと眺めるのがおすすめ。安全な場所であれば、寝転がってみるのも◎。熱中症予防として水分補給も行いましょう。
【見れない人には生中継もあるよ】
空の暗い場所で観察した場合、流星の数は1時間あたり25個ほど。13日の夜明け近くには東京で1時間あたり40個程度、14日夜明け前には1時間あたり20個程度の流星が期待できるといいます。
流星は、ペルセウス座の周辺のみに出現するわけではなく夜空のどこにでも現れるのだそう。できるだけ空を広く眺めるようにしてみて!
ちなみに、24時間生放送の気象情報専門チャンネル「ウェザーニュース LiVE」では、12日21時から23時にペルセウス座流星群に関する特別番組を配信予定です。
最大で全国7地点から星空の生中継をおこなうので、鑑賞できなさそうな地域の方もあきらめないで。YouTube LIVE や TikTok LIVE など各種動画サイトからチェックできますよ〜!!
参照元:ウェザーニュース、YouTube、国立天文台、プレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch