日本から短時間のフライトで行くことができる、人気の海外旅行先・台湾。
台北を観光するならぜひ候補に入れてほしいスポットが、お茶の名産地として知られる「猫空(マオコン)」です。
バスに乗ったり登山道を歩いても行けますが、全長4033メートルのロープウェイで景色を眺めながら登るアクセス方法がとってもおすすめなんです♪
さっそく、ロープウェイの乗り方や猫空で楽しめることを詳しく紹介しますっ。
【猫空ロープウェイって?】
台北MRT動物園駅から徒歩5分ほど歩くと、猫空ロープウェイの動物園駅へと到着。
終点の猫空駅までの乗車料金は、片道120元(約546円)。台湾の交通系ICカード・悠遊卡(ヨウヨウカー)で乗車すると、平日は20元引きになります。
さっそく、エスカレーターを登り乗り場へと向かいましょう。片道30~40分ほどの長旅なので、必要な場合は3階でお手洗いをすませておくと安心です。
乗り場付近からは、2つの列ができています。1つは床が透明のクリスタルキャビン(水晶車廂)、もう1つは一般のゴンドラ(一般車廂)です。
クリスタルキャビンは数が少ないうえ人気が高く、並ぶ時間は数倍かかることがほとんど。混雑具合に応じてどちらの列に並ぶか判断してくださいね。
私は平日の午前中にクリスタルキャビンの30人ほどの列に並び、15分くらいで乗車できました。休日はどちらも1時間以上並ぶことがほとんどなので、覚悟が必要です。
【台北の景色を一望できるよ~!】
ロープウェイは、とちゅう動物園南駅と指南宮駅を通過し、猫空駅に到着します。どんどんうえへと登っていくのですが、窓から眺める景色が美しい~~~!
台北のランドマーク、台北101も見えましたっ。夜は夜景も楽しめますよ。
透明の床からは山々の緑が見えて、これまたきれいでした♪
【猫空で楽しめることは?】
では、猫空ではどんなことを楽しめるのでしょうか。
<ハイキング>
猫空で人気のハイキングコースは「樟樹(クスノキ)歩道」。全長約1.5キロメートルで片道は約30分ほどです。
舗装されていて歩きやすく、台湾ならではの植物を観察したり、お茶畑を眺めながらの散策を楽しめますよ♪
<茶葉について学ぶ>
猫空駅から約20分ほど歩いた先に「台北市鉄観音包種茶研究開発推進センター(臺北市鐵觀音包種茶研發推廣中心)」という見学施設があります。入館料は無料です。
茶葉の紹介や歴史、茶葉が製造されていく過程、お茶の淹れ方などが紹介されていて、気軽に見学できますよ。
<茶葉料理や茶芸館>
猫空には茶葉料理や、茶器でお茶を入れてくれる「工夫茶」を楽しめるレストランがたくさん。ランチやディナー、アフタヌーンティーを楽しむ観光プランを組むのもいいですね。
【茶葉ソフトクリームが可愛い♡】
猫空に行ったらぜひ食べてほしいのが、茶葉を使ったソフトクリーム。おすすめ店は、猫空駅から5分ほど歩いた場所にあるカフェ「猫空CAFE巷」です。ここで食事もできますよ。
鉄観音茶ソフトクリーム(鐵觀音霜淇淋)と緑茶ソフトクリーム(包種茶霜淇淋)の2種類あり、いずれも90元(約410元)。猫のカップに入ったサンデーもありますよ。
基本的にはテイクアウト商品ですが、お茶などを注文してミニマムチャージ100元を満たせば、店内で座っていただくことも可能です。
私は鉄観音茶のほうをいただきましたが、ちょこんとのった猫のクッキーがめちゃ可愛いのです♡ 茶葉の味が濃厚でクリーミー、甘さ控えめで歩き疲れた身体が癒されました。
【猫空観光で気をつけたいことは?】
猫空観光で注意したい点は、猫空ロープウェイは第1以外の月曜日はメンテナンス日であること、大雨や雷などの天候により運休になったり一時停止になる可能性があることです。
でかける前に公式ホームページで運行情報を、さらに天気予報もチェックしたほうがいいかもしれません。
台湾旅行でどこを観光しようか迷っているあなた! 猫空、おすすめですよっ。
■今回紹介したスポットの情報
スポット名:猫空ロープウェイ動物園駅
住所:台北市文山區新光路二段8號(Googleマップ)
営業時間:9:00~21:00(平日)、9:00~22:00(休日)
定休日:月曜日(第1月曜日を除く、ただし祝日の場合は営業)
スポット名:樟樹歩道
住所:台北市文山區纜車站旁(Googleマップ)
営業時間:24時間営業
定休日:なし
スポット名:猫空CAFE巷(Facebook)
住所:台北市文山區指南路三段38巷33-5號(Googleマップ)
営業時間:11:00~19:30
定休日:月曜日
※日本円への換算は、2024年8月現在の情報です。
撮影・執筆:Yui Imai
Photo:(c)Pouch