
ようやく猛暑を乗り越えたと思ったら、今度は真冬のような寒さ。気温が乱高下しすぎて、もはや私のHPはゼロになりかけています。
これはひょっとして、秋バテってやつなのでしょうか。
ある調査によると、なんと半数が「秋バテを実感している」と回答していたようなんです。ひょっとしたらあなたも、気温の変化にともなう不調を感じていたりするんじゃない……?
【秋バテしてない? みんなの声をきいてみた】
近年では、夏の疲れが尾を引くことを「秋バテ」と呼びます。原因不明の倦怠感があったり、やる気が出なかったりするのは、もしかしたら秋バテのせいなのかも。
YouTubeチャンネル「腰痛・肩こり駆け込み寺【山内義弘】」が全国の男女600名を対象におこなった調査によると、なんと50.5%が「秋バテを実感している」と回答。具体的な症状を尋ねたところ、「だるさ・疲れが取れない」(72.6%)、「眠気・睡眠の質の低下」(39.6%)、「やる気が出ない・気分が重い」(38.0%)といった声が寄せられました。
また秋バテを自覚している人のなかには、仕事・家庭・健康への影響を感じているケースも多く、約半数が「集中力の低下」、3人に1人が「気分沈みがちになる」と答えていたみたい。
いやはや、それにしても……どの意見も身に覚えがありすぎるな(涙)。
【秋バテの主な原因】
今回の調査では、秋バテを実感している人の7割以上が「だるさ・疲れが取れない」と回答していたほか、「頭痛・めまい」「肩こり」といった不調も多く見られました。
理学療法士・山内義弘さんによれば、秋バテの原因として考えられるのは次の2つなのだとか!
■原因①:自律神経の乱れ
夏のあいだは、冷房の効いた室内と屋外を行き来するため、体温調整を担う自律神経に負担がかかる。
そこに朝晩の急な冷え込みが加わることで、交感神経が過剰に働き、血流が悪化。また、秋は日照時間が短くなるため、活動意欲や気力を高めるホルモン「セロトニン」の分泌が減少し、睡眠を促す「メラトニン」の生成も不足しがちになる。
■原因②:気圧の変化や姿勢の乱れ
秋雨前線や台風から起こる気圧変化によって、交感神経が優位になり呼吸が浅くなると、猫背を招いてストレートネックをも引き起こす。ストレートネックになると、血流が悪くなり、不調がさらに悪化する悪循環に陥りやすくなる。
フム……自律神経の乱れ・気圧の変化・姿勢の乱れが秋バテの原因になりうるのか! でも、具体的にはどんな対策をすればいいの?
【秋バテ解消の秘策は「ストレートネックの改善」!?】
理学療法士・山内義弘さんいわく、ストレートネックを解消することが自律神経のバランスを整えることにつながるのだとか。呼吸が深くなって、気圧の変化にも強くなり、秋バテの原因を根本から解消できるそうです。
山内さんが提案する「ストレートネック撃退セルフチェック&改善法」を参考にチェックしていきましょ!
<ストレートネックのチェック方法>
①壁にお尻とかかとをつけてまっすぐ立つ
②軽くあごを引いた状態で、無理せず後頭部が壁につくかを確認
このとき、以下に当てはまる場合はストレートネックの可能性が高い
→後頭部が自然につかない / あごを突き出さないと後頭部がつかない / 無理に後頭部をつけようとするとおなかが前に出る
<絆創膏を使用したストレートネック改善法>
①首を軽くおじぎして、首の付け根にある「頸椎7番(首の後ろで少し出っ張っている骨)」を見つける
②そこから左右の斜め上方向に向かって絆創膏をVの字に貼る
③両側に貼ることで多裂筋(たれつきん=ストレートネックの原因になる首の筋肉)がゆるみやすくなる
必ず治る、というわけにはいかないでしょうが、秋バテに悩んでいる人は試してみるといいかもしれません。
参照元:YouTube、プレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch