
さまざまな美容家電を販売するフェスティノから2025年6月に発売された「ツヤニュアンス ドライヤー」。髪との距離を感知して、自動で温風と冷風を切り替える機能が搭載されていて、なんだかめちゃくちゃ便利そう!
編集部に実物を提供していただいたので、この半年ほど実際に使用。使用感を本音でレビューしますっ。
※記事のリンクより購入いただくと、売上の一部がPouchに還元されることがあります。
【ニュアンスドライモードって?】
ご紹介するのは、フェスティノ「ツヤニュアンス ドライヤー」(29700円)。カラーはホワイトとサンドベージュがあります。
このドライヤーの最大の特徴が業界初*の「ニュアンス ドライモード」。セーフティーモード時に付属のニュアンスノズルをセットすると、ボタン操作不要で髪との距離を自動で感知して温風と冷風を切り替えてくれるというスグレモノです(*2025年3月時点)。
温風でつくったスタイルを、冷風でそのままキープするだけでスタイリングが完成。毛束をねじりながら乾かすと、自然なニュアンスヘアがかんたんにつくれるんですって。
風量はTURBO、DRY、SETの3段階。全部で6つのモードが搭載されていて、現在のモードはボタンのライトで判別可能です。
・赤:速乾モード。約90度の温風ですばやく乾かしたいときに
・黄:スカルプモード。約60度の温風で地肌と髪の根元を乾かす
・緑:ツヤモード。約5秒ごとに温風と冷風を自動で切り替え
・水色:セーフティモード。50℃以下の低温。至近距離にすると自動で冷風に
・ピンク:ニュアンスモード。セーフティモード時にニュアンスノズル装着で切り替え
・青:クールモード独立したボタンでヒーターオフ
【実際に使ってみた正直な感想】
実際に使ってみると、フェミニンな見た目からは想像つかないほどの風量があって、速く乾くのを実感できます! ただ、TURBOの風量が良くも悪くも強すぎて髪がかなり動いてしまうので、個人的にはDRYが好み。
14カ所の送風口から風が出る設計でシャワーのように毛先までムラなく風が行き渡るとのことで、たしかに全体的に均一に髪が乾いていくような手触りです。
ボタンひとつで段階的に風の温度を変えられるのもグッド。「6つもモードあっても何がどれだか覚えられないかもしんない……」と思っていたのですが、赤→オレンジ→緑……とだんだん温度が下がっていくので順番にボタンを押すだけでOKでした。ありがたや〜。
最終的にセーフティーモードで仕上げればほどよくツヤとまとまり感のある感じに乾いてくれて、広がりにくいところもお気に入りです。
ニュアンスノズルはマグネットでカチッと取り付けられて簡単なのですが、私は夜のお風呂上がりにスタイリング向けのこのモードを使う機会はほぼありません。
出かける前にわざわざドライヤーを使ってヘアセットすることもあまりないかな。もともとブラシとドライヤーを併用するのがあまり得意ではなく、私の技術ではこのモードの良さを活かしにくくて……。
朝シャン派の人なら、セーフティーモードまで来たところでニュアンスモードに切り替える感じで活用できるのだと思います。
【3万円の価値はある?】
ドライヤーなどの美容家電をレビューさせていただく機会は多いですが、美容家電って最近はドライヤーひとつとっても3万円前後が普通の値段みたいになってる気がします。正直、高いとは思う。
それでも買う価値はある?と聞かれると……個人的にはロングヘアでヘアドライの時間に悩む人、ドライヤーで乾かすとバサバサになるのが悩ましい人、どうせ家電買うなら見た目も可愛いのがいい!って思う人ならオススメできます。
先述のとおり、朝シャン派でドライ後そのままスタイリングまで済ませたい!って人ならもっと良さを実感できそう。
実はフェスティノって、自動調理ポットやフードプロセッサーでおなじみのキッチン家電「レコルト」と同じメーカーさんなんですよ。
「可愛い」と「実力」を両立している点は実感できるし、ボタンひとつでいい感じに乾かせるのが楽すぎて、私も気がつけば約半年こればっかり使ってました。やっぱり、お値段するけど使いやすさは抜群です。
別売りで壁かけ収納できるスタンド(3300円)もあるので、気になる方はぜひチェックしてみてね。
※価格はすべて税込みです
参考リンク:フェスティノ、Amazon、楽天市場
執筆・撮影:森本マリ
Photo:(c)Pouch