
見たままの景色を、そのまま写真や動画に残せる。そんな未来感満載の「Ray-Ban Meta AI グラス」をプレスツアーで体験してきました。
使ってみて驚いたのは、これまで以上に旅の記録が気軽に、楽しくなったこと。「どのくらい気軽?」「画質は?」「でもお高いんでしょ?」などなど、気になるあれこれについてご紹介します!
【AIグラスってどんなもん?】
今回、体験したのは「Ray-Ban Meta AI グラス」。AIグラスって一体何ができるの?と私も気になっていたのですが、ざっと挙げるとこんな感じ。
・写真や動画を撮影する
・音楽をかけて聴く(アームにスピーカー内蔵)
・今見えているもの、聞こえているものについてMeta AIに聞く(調べる、翻訳する)
これらすべてがフレームの右側にあるボタンやタッチセンサー、あるいは音声認識によりハンズフリーで操作できます。※「Meta AI アプリ」の導入、言語パックのインストールが必要です。
結局アプリが必要なら、スマートフォンでやるのと何が違うの?となりそうですが……これが使ってみるとわかるんです、メガネで完結するのがめちゃくちゃ便利&SF感満載でとにかく使っていて面白い!
ちなみに開封して着用したら、その瞬間からメガネが自分で喋りながらセットアップを誘導してくれました。未来すぎません? ケースが充電器になっているのも、なんだか意外でした。おしゃれ。
【あまりに気軽に撮影できる】
さて「Ray-Ban Meta AI グラス」を使ってみてまず最初にビックリしたこと。それは写真や動画の撮影のハードルがとにかく低い、ということです。
右側のアームにボタンがあり、1回短押しで写真撮影、長押しで動画撮影→短押しで停止。操作がシンプルなので、いつでもどこでも「あ、撮ろう」と思った瞬間にサクサク撮影できます。
食事中、両手が塞がっていてもへっちゃら!
撮影したメディアはMeta AIアプリを開くと取り込んでくれるので、すぐその場で確認できるのも嬉しい。自分の視界が写真や動画になる感覚、かなり面白いです。しかも結構画質もいいんですよね。
【ハンズフリーでも撮影OK!】
さらに音声指示に対応しているのも便利。「Hey Meta、写真/動画撮って」と呼びかけると、反応してくれます。両手が塞がっているシチュエーションでも、ガンガン撮影できちゃいます。
たとえばペットと触れ合っているときや、ハンドメイドをしているとき、料理中なども、自分の視界や手元をそのまま撮影できるのは「Ray-Ban Meta AI グラス」ならではの魅力だと感じました。
【音声ガイドにもなる!?】
面白かったのが、音声ガイド的な使い方。韓国のソウルにあるユネスコ世界文化遺産「昌徳宮(チャンドックン)」を訪れた際に「Hey Meta、いま目の前に見えている場所について説明して」と呼びかけると……
その場所の写真を撮影して分析し、昌徳宮の歴史や建築の特徴などについてスラスラと音声で解説してくれたんです。やるや〜ん!
声を出せることが前提なので美術館などでは難しいですが、屋外の建築や彫刻であれば、ちょっとした音声ガイドとして活躍してくれそうです。
【惜しいな…と感じる部分も】
使っていてめちゃくちゃ面白かった「Ray-Ban Meta AI グラス」ですが、気になった部分もありました。
・撮影面
まず、写真も動画も縦長固定であること。インスタなどに載せるのは縦でもいいけれど、私はこうして記事にも使うので、横長も撮れたらいいのになあ、とは思いました。
またカメラのレンズは向かって左側についており、撮影中は右側のLEDライトが点灯します。それでも「パッと見、カメラだとわからない」「撮影しているということがわかりづらい」という懸念は、プライバシーなどの観点から、気になる場面があるかもしれません。
・AI面
実際に相手に喋ってもらった外国語を聴き取って同時に通訳する能力じたいは申し分ありません。ただ現状、その機能を使うためには「Meta AI」上で翻訳画面を開く必要がありました。ここがメガネだけで完結するようになったらアツいんですが……!
ほかにも、尋ねたことに対して見えているものをそのまま答える、聞いたことと違う回答が返ってくるということがたびたびありました。ただAIは今後どんどん改善されていくと思うので、ここは伸びしろかな?
【決して安くはないけれど】
「Ray-Ban Meta AI グラス」の価格は7万3700円~。モデルは計5種類があり、フレームやレンズカラーの組み合わせでカスタマイズ可能。度付きのレンズを入れれば普通のメガネとしても使えるものもあります。
決して安くはありませんが、新しい体験込みの「デジカメ」の選択肢としてならかなり良さそう。特に旅行に備えて新しいカメラを買おうと考えているなら、サングラスとしてのかっこよさは言わずもがなですし、視野に入ると思います。
操作やAIとの付き合い方、見たままを撮影するための視線の置き方など、多少の慣れは必要。ですが、使うイメージが湧けばめちゃ楽しい! 旅で見た風景がそのまま残る感動は、これまでのカメラにはない面白さでした。
参考リンク:Ray-Ban Meta AIグラス
執筆・撮影:森本マリ
Photo:(C)Pouch