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〈超〉実写映画化『モアナと伝説の海』の映像美は圧巻。でも…ドウェイン・ジョンソン版マウイがかっこよすぎて違和感が!

18分前

【最新公開シネマ批評】
映画ライター斎藤香が拝見した最新映画の中から、おすすめ作品をひとつ厳選して紹介します。

今回ピックアップするのは、ディズニー・アニメーション『モアナと伝説の海』(2019年)の〈超〉実写映画化作品ディズニー映画『モアナと伝説の海』(2026年7月31日公開)です。アニメーションの『モアナと伝説の海』に大感動した筆者なので、実写化をとても楽しみにしていました。試写で鑑賞しましたが、さて、〈超〉実写化されたモアナはアニメーションを超えたでしょうか?

では、物語から。

【物語】

海に囲まれた美しい島・モトゥヌイで暮らすモアナ(キャサリン・ランガイアさん)は、小さなころから海に興味津々の女の子。しかし、「珊瑚礁の向こうに行ってはいけない」と両親から強く言われてきました。そんなある日、島に異変が起こります。

その原因は珊瑚礁の向こうにあるのではないか、と考えたモアナ。海への興味がつきないモアナの背中を押してくれたのは祖母でした。モアナは海に選ばれた少女であると語る祖母の思いを受け止め、再び島に平和をもたらすために、モアナは珊瑚礁の向こうの海へと旅立つのです!

【アニメのモアナと〈超〉実写化のモアナの違いは?】

ディズニー・アニメーションの実写化は多く、ヒロインが活躍する映画だけでも『シンデレラ』『ムーラン』『リトル・マーメイド』『アラジン』『美女と野獣』など数多く存在します。アニメーション作品の実写化のポイントとしてあげられるのはオリジナルアニメとの違いです。

たとえば実写化された『シンデレラ』はオリジナルアニメと違い王子様を待つだけの女性ではなかったし、『アラジン』のジャスミンも自立した女性として描かれていました。アニメの物語を踏襲しながら、ヒロインに現代的な味付けを施して、今を生きる女性として描いていたのです。

ではモアナは、というと、アニメーションのキャラクターのままでした。なぜならアニメーション作品ですでに島を救うために大海原へと飛び込んでいくヒロインとして自立への道を歩んでいたからです。

【リアルにこだわった圧巻の映像と美術】

映像はすごかったです。モトゥヌイの村の大自然、壮大な海の映像も圧巻でした。しかも、モトゥヌイの村は広大なセットを建設して作り上げた本物! 文化監修チームがハワイやタヒチなどの熱帯気候地域でしか手に入らない素材を集めて構築されたそうで、こだわりぬいた美術は見応え十分です。

これはもうアニメーションを超えた、と言っても過言ではないでしょう。

【変化したキャラクター、マウイに違和感】

モアナを演じたキャサリン・ランガイアさんはアニメーションのモアナにそっくり。弾ける笑顔、元気で活発、よく見つけたなと思いましたよ。体全体を使って海で歌い上げるシーンも爽快感があってよかったです。

そしてモアナのバディとなるマウイ。アニメーションではムチムチ体型で愛嬌たっぷり。ちょっといかつい感じもしたけれど、まっすぐな性格のモアナの影響で変化していくマウイを見るのは楽しかった。

しかし、〈超〉実写化のマウイはアニメーションとはかなり変化していました。アニメーションのマウイの声を担当したのはドウェイン・ジョンソンさん。

マウイのキャラはドウェインさんとスタッフで作り上げており、彼にとっても思い入れがあるキャラだったのでしょう。だからこそ〈超〉実写化でもマウイ役を演じたのだと思うのですが……正直、かっこよすぎるんですよ〜。

背がスラッと高く、ほどよく筋肉質のナイスバディのドウェイン版のマウイ。私はマウイがムチムチコロコロ体型で弾けるように動くのが好きだったのでなんだか物足りなくて。

「かっこいいマウイもいいじゃん」というファンもいると思う。でも私は別人にしか見えませんでした。すみません!

とはいえ、夏にぴったりの海の映像と一生懸命がんばるモアナはアニメーション同様に好感度大。海の美しさと怖さ、大自然の脅威もしっかり感じられる〈超〉実写映画化『モアナと伝説の海』。モアナと一緒に海の大冒険を体感してください。

執筆:斎藤 香(c)Pouch
Photo:© 2026 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

モアナと伝説の海
2026年7月31日(金)公開
監督:トーマス・ケイル
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
出演:キャサリン・ランガイア、ドウェイン・ジョンソン
日本版声優:TSUZUMI(ME:I)、尾上松也、キムラ緑子、福井晶一、真瀬はるか、ROLLY、倉田瑛茉

 

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