斎藤 (Kaori Saito)

映画ライター

映画誌の編集者を経て、フリーのエディター&ライターに。好きな映画はシニカルなコメディとミステリー系。好きな監督はウディ・アレン。

「斎藤香」担当の記事

アカデミー賞最有力映画『スリー・ビルボード』はモンスターママの怒りが爆発! 予測不能な展開に震えが止まらない【本音レビュー】

【最新公開シネマ批評】
映画ライター斎藤香が現在公開中の映画のなかから、オススメ作品をひとつ厳選して、ネタバレありの本音レビューをします。

今回ピックアップするのは、アカデミー賞最有力といわれる『スリー・ビルボード』(公開中)です。作品賞、主演女優賞(フランシス・マクドーマンド)、助演男優賞(ウディ・ハレルソン、サム・ロックウェル)、脚本賞、編集賞など主要部門にノミネートされており、全米大絶賛の作品。日本公開後のレビューも好評です。

母の復讐劇かと思ったら、その母が凶暴過ぎてビックリ。物語が展開するたびに「え~!」ってことが起こる、予測不可能な映画なのです。(以下、ネタバレを含みます!)

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岡崎京子原作の映画『リバーズ・エッジ』キラキラできない青春の裏側を二階堂ふみと吉沢亮の演技が輝かせる【最新シネマ批評】

【最新公開シネマ批評】
映画ライター斎藤香が最新映画のなかから、オススメ作品をひとつ厳選して、レビューをします。

今回ピックアップするのは、岡崎京子の同名漫画を映画化した『リバーズ・エッジ』です。映画の主題歌は、岡崎京子の旧友・小沢健二が書き下ろした新作「アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)」。主演の二階堂ふみと、吉沢亮がレコーディングに参加しています。

岡崎作品の映画といえば、沢尻エリカ主演作『ヘルタースケルター』がありますが、私には『ヘルタースケルター』よりも本作の方が胸にガツンと響きました。それは90年代に生きるはみだし者の高校生が、実にリアルに活写されていたからです。原作の漫画は未読ですが、 “岡崎京子が描く世界に触れた” という実感がありました。

では物語から紹介していきましょう。(※以下、ネタバレを含みます)

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ニッチェ江上敬子の演技に脱帽! 映画『犬猿』は兄弟姉妹それぞれの「ウザくても家族だから」が胸に響く作品です【最新シネマ批評】

【最新公開シネマ批評】
映画ライター斎藤香が最新映画のなかから、オススメ作品をひとつ厳選して、レビューをします。

今回ピックアップするのは、兄弟・姉妹の確執をコミカル&リアルに描いた『犬猿』(2018年2月10日公開)。演出は吉田恵輔監督。森田剛主演の『ヒメアノール』や、堀北真希主演の『麦子さんと』の監督で、毒と笑いのさじ加減が絶妙なんですよ。

ポーチ読者の方で兄弟、姉妹がいる方はきっと共感するはずです! では物語からいってみましょう。

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【映画本音レビュー】齊藤工の監督作品「blank13」は演出も物語も魅力的! 少年のような高橋一生、隠れMCみたいな佐藤二朗など見所満載でした

【最新公開シネマ批評】映画ライター斎藤香が公開作のなかから、オススメ作品をひとつ厳選して、ネタバレありの本音レビューをします。

今回ピックアップするのは、俳優の斎藤工が「齊藤工」名義でメガホンを取った長編映画blank13』(2月3日より先行公開)です。長編監督デビュー作で、高橋一生さんを主演に迎え、監督自身も出演しています。

これまでショートムービーや、ドキュメンタリー作品を発表してきた齊藤監督。満を持しての長編監督デビュー作は、実話を基にした父と子の物語です。タイトルは父子が離れ離れだったブランク期間13年を意味しています。

上海国際映画祭で最優秀監督賞を受賞するなど、世界の映画祭で6冠! という快挙。それも納得の素晴らしい作品なのです。

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映画『羊の木』は錦戸亮の演技力に感動! 元・殺人者たちの言動を疑う自分の心が揺さぶられるサスペンス【最新シネマ批評】

【最新公開シネマ批評】
映画ライター斎藤香が最新映画のなかから、オススメ作品をひとつ厳選して、レビューをします。

今回ピックアップするのは映画『羊の木』(2018年2月3日公開)です。『桐島、部活やめるってよ』で日本アカデミー賞ほか各映画賞を受賞した吉田大八監督作で、主演は関ジャニ∞の錦戸亮。

これがヒトコトでは言えない風変わりな作品なのですよ。では物語から。

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新参者シリーズでいちばん泣ける最終作『祈りの幕が下りる時』は報われない親と子の愛情に号泣するミステリー【最新シネマ批評】

【最新公開シネマ批評】
映画ライター斎藤香が最新映画のなかから、オススメ作品をひとつ厳選して、レビューをします。

今回ピックアップするのは、東野圭吾原作のミステリー小説を映画化した『祈りの幕が下りる時』(2018年1月27日公開)です。

阿部寛主演の連続ドラマ「新参者」の劇場版第2弾。今回が完結編で、最高傑作と言われています。見る前は「またまた、大げさな」と思いながら試写を見せていただいたのですが、終わる頃には感動して泣いていました……。

複雑な人間関係の果てに明らかになる真実に、涙が止まらない作品です。では物語の説明からいってみましょう。

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【眼福映画】高橋一生のベッドシーンがまぶしい…話題作『嘘を愛する女』の素晴らしさをお伝えします

【最新公開シネマ批評】映画ライター斎藤香が公開作のなかから、オススメ作品をひとつ厳選して、ネタバレありの本音レビューをします。

今回ピックアップするのは『嘘を愛する女』(2018年1月20日より公開)です。長澤まさみと高橋一生共演のミステリアスな恋愛映画。同棲していた恋人の名前も経歴もすべて嘘だった! という謎めいたストーリーで、この謎の恋人を演じるのが高橋一生さんなのです! 実にそそられますね。

しかし、この映画は好きな人、苦手な人、まっぷたつに分かれるようです。では、まずは物語からいってみましょう。

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映画『パディントン2』はパディントンと悪党の戦いにハラハラドキドキ! 007級のアクションから目が離せない【最新シネマ批評】

【最新公開シネマ批評】
映画ライター斎藤香が最新映画のなかから、オススメ作品をひとつ厳選して、レビューをします。

今回ピックアップするのは『パディントン2』(2018年1月19日公開作)です。お騒がせクマ・パディントンのロンドン大騒動を描いたのが、前作『パディントン』。

今回はパディントンの敵役に、英国の名優ヒュー・グラントを迎えてパワーアップ。前作よりも楽しく素晴らしい出来栄えなのですよ。ではサクッと物語から。

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【ネタバレあり】 話題作『キングスマン:ゴールデン・サークル』15分に1回は大興奮! アクションと残虐シーンがパワーアップしています

【最新公開シネマ批評】映画ライター斎藤香が公開中の映画のなかから、オススメ作品をひとつ厳選して、本音レビューをします。

今回ピックアップするのは『キングスマン:ゴールデン・サークル』(2018年1月5日公開)です。

2014年の『キングスマン』の続編で、演出は前作同様にマシュー・ヴォーン監督。高級テイラー「キングスマン」の裏の顔はスパイ組織という設定と、スパイ・ガジェットを駆使したアクションが新鮮だった前作。続編は、ポップな音楽と映像とキレッキレのアクションが前作以上というか、エグさ倍増です。

ここからは、ネタバレありつつの本音レビューです。まずは物語からいってみましょう。

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【映画ライター本気厳選】丁寧で美味しい生活がしたくなるグルメ映画ベスト3☆ 「南極料理人」は食ドラマで活躍する飯島奈美さんの料理が満載だよ

【お正月休み向けオススメ映画】
映画ライター斎藤香が、年末年始にオススメの映画をタイプ別に3回連続で紹介します。いずれもAmazonビデオでも視聴OKの作品です。

ご飯がおいしい季節! 「お正月休み向けオススメ映画」第1弾はもっと美味しく食事ができるように、見ているとお腹がグーとなってしまう映画をピックアップしてみました。どの作品も、お家でゆっくり見られる「Amazonビデオ」でも視聴できる映画です。

お正月は「おせちの残りとお餅ばかりだよ~」という皆さん、思わず料理したくなる&食べたくなる映画ばかりですよ!

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【映画ライター本気厳選】オシャレしたい気持ちが刺激されて新しい自分に出会いたくなる! ファッションが素敵な映画ベスト3☆

【年末年始のオススメ映画】
映画ライター斎藤香が、年末年始にオススメの映画をタイプ別に紹介します。いずれもAmazonビデオでも視聴OKの作品です。

映画はお洒落の教科書。映画からファッションの流行が生まれることもあるくらいですからね。というわけで、素敵ファッションの映画を選んでみました。

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【映画ライター本気厳選】絶対に見て欲しい2017年公開の映画ベスト3☆ 菅田将暉、竹内涼真が出演する『帝一の國』など

【年末年始のオススメ映画】
映画ライター斎藤香が、年末年始にオススメの映画をタイプ別に紹介します。いずれもAmazonビデオでも視聴OKの作品です。

2017年もたくさんの映画が公開されましたが、みなさんの一番好きな作品は何ですか? 私は好きな映画をピックアップしていったら、ベスト35になってしまいました~。

その中から厳選して、みなさんに見ていただきたい映画を3本選びました。さっそくご紹介します!

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【映画ライター本気厳選】“人疲れ気味”の人にオススメ! 動物にほっこりできる映画ベスト3 ☆

【2018年のオススメ映画】
映画ライター斎藤香が、年末年始にオススメの映画をタイプ別に3回連続で紹介します。いずれもAmazonビデオでも視聴OKの作品です。

動物が好きな人にとって、動物が印象的に登場する映画はたまりません! 犬が走っている姿を見るだけでも可愛くて涙目になってしまう……という人もいるでしょう。そんな人はもちろん、動物がちょっと苦手という人でも親しめる映画をピックアップしてみました。

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映画『勝手にふるえてろ』松岡茉優が演じる妄想女子が超リアル / 脳内恋愛と現実の間で揺れる姿が刺さります【最新シネマ批評】

【最新公開シネマ批評】
映画ライター斎藤香が最新映画のなかから、オススメ作品をひとつ厳選して、レビューをします。

今回ピックアップするのは、女子必見の映画『勝手にふるえてろ』(2017年12月23日公開)です。この映画は特に恋愛が苦手、オクテ、人間関係ちょっと不器用、という女性に見てほしい。「ちょっと刺さるんですけど~」と思える傑作なのです。

原作は芥川賞作家・綿矢りさの同名小説。監督は大九明子(おおくあきこ)、主演はドラマ、映画で大活躍中の女優・松岡茉優です。

では物語からサクっといってみましょう。

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ネタバレあり! 超話題作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』はエピソードが盛りだくさんのフォース祭【本音レビュー】

【最新公開シネマ批評】
映画ライター斎藤香が公開中の映画のなかから、オススメ作品をひとつ厳選して、本音レビューをします。

今回ピックアップするのは、世界的な話題作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017年12月15日公開)です。

本作の監督は、前作のJ.J.エイブラムスからライアン・ジョンソン監督(ジョセフ・ゴードン=デビッド主演作『LOOPER/ルーパー』を演出)にバトンタッチ。どういう『スター・ウォーズ』に仕上げてくるのか期待と不安を抱きつつ、初日に劇場で鑑賞してきました。

物語は前作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の続きから始まります。(以降、ネタバレあるので要注意!)

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映画『8年越しの花嫁 奇跡の実話』の佐藤健の献身愛に涙が止まらない! 周囲の人々の愛と思いやりがヒロインを救う感動作です【最新シネマ批評】

【最新公開シネマ批評】
映画ライター斎藤香が最新映画のなかから、オススメ作品をひとつ厳選して、レビューをします。

今回ピックアップするのは、実話の映画化『8年越しの花嫁 奇跡の実話』(2017年12月16日公開)です。岡山の結婚式場がYouTubeにアップしたあるカップルの動画が話題になり、テレビドキュメンタリー、書籍を経て映画化されました。

突然、病に倒れて昏睡状態に陥った婚約者を待ち続けた新郎の愛の深さ、奇跡の復活を遂げて生きることに懸命に取り組む花嫁に、たくさんの愛と勇気をもらえます。

また2人を演じる佐藤健と土屋太鳳が素晴らしいんですよ! というわけで、物語からいってみましょう。

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話題作『DESTINY 鎌倉ものがたり』は実写版ジブリのような世界 / 奇想天外な物語を支える役者と監督の演出にも注目です【最新シネマ批評】

【最新公開シネマ批評】
映画ライター斎藤香が最新映画のなかから、オススメ作品をひとつ厳選して、レビューをします。

今回ピックアップするのは『DESTINY 鎌倉ものがたり』(2017年12月9日公開)です。西岸良平の原作漫画「鎌倉ものがたり」の実写映画化で、人間や幽霊、魔物や神様などが混在するジブリアニメのような世界での夫婦愛を描いた、素晴らしいファンタジー映画。

監督は大ヒット作『ALWAYS 三丁目の夕日』の山崎貴です。では物語の説明からいってみましょう。

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映画『探偵はBARにいる3』はシリーズ最高傑作! 松田龍平扮するテンションの低い相方・高田の意外な活躍ぶりに注目です【最新シネマ批評】

【最新公開シネマ批評】
映画ライター斎藤香が最新映画のなかから、オススメ作品をひとつ厳選して、レビューをします。

今回ピックアップするのは、大泉洋と松田龍平の人気シリーズ『探偵はBARにいる』の第三弾『探偵はBARにいる3』(2017年12月1日公開)です。はっきり言いましょう……本作はこのシリーズの最高傑作ではないかと思います!

何がそんなに面白いのか。では、第三作目の魅力を明らかにしていきたいと思います。

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売れない芸人の生々しい叫びが胸に痛い…話題作「火花」に出演した菅田将暉&桐谷健太そして2丁拳銃 川谷の熱演がすごいです【最新シネマ批評】

【最新公開シネマ批評】
映画ライター斎藤香が最新映画のなかから、オススメ作品をひとつ厳選して、レビューをします。

今回ピックアップするのは、菅田将暉と桐谷健太の主演作『火花』(2017年11月23日公開)です。芥川賞を受賞した又吉直樹の同名原作の映画化作品で、オリジナルドラマも好評でした。その映画版を、板尾創路監督が手掛けています。

芸人が芸人を綴った原作小説を、芸人の映画監督が演出するというコテコテ感。これが実にビシビシと胸に刺さる映画に仕上がっているのです。

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ただのホラー映画じゃない! 話題作『IT/イット “それ” が見えたら、終わり。』はトラウマを抱えた子供達の青春物語です【本音レビュー】

【最新公開シネマ批評】
映画ライター斎藤香が公開中の映画のなかから、オススメ作品をひとつ厳選して、本音レビューをします。

今回の本音レビューは、大ヒット中のホラー映画『IT/イット “それ” が見えたら、終わり。』(2017年11月3日から公開中)です。あの目つきの悪い風貌のピエロと赤い風船のイメージが強烈過ぎて、どんなに怖いのだろうと思わせますが、意外にもこれが感動ホラーなのですよ。

そこで、なぜ『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』は泣けるのか……というところに着目し、本音レビューしていきたいと思います。

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