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セリフ覚えがめちゃめちゃ悪いあるSMAPメンバー、でも本番にはめっぽう強い

2011年10月29日

10月24日放送フジテレビ系「SMAP×SMAP」。今回は「ステキな秋のスペシャル」と題した特別版ということで、ビストロスマップにも超豪華な俳優陣が大勢で来店した。やってきたのは映画「ステキな金縛り」の監督・三谷幸喜、そして主演を務めた女優・深津絵里や西田敏行ら計7名。

番組中、三谷から俳優陣そしてSMAPメンバーにこんな質問がされた。「セリフを覚えるのは得意ですか」。このとき素直に「いいえ」を選択したのにも関わらず、「ほんとに覚えない」と、三谷や中居正広から集中砲火を浴びたSMAPメンバーがひとりいたのである。

数多くの映画やドラマ、そして舞台を手掛ける三谷。それゆえSMAPメンバーのうち木村拓哉と中居正広以外は、三谷と仕事経験がある。その中でも、三谷が監督した映画に出演したり三谷演出の舞台でかつて主演を演じたりと、比較的出演が多かったのが、香取慎吾だ。

その香取が「セリフ覚えは得意ではない」とちゃんと自己申告したにも関わらず、三谷は鬼の形相でこう叫んだのである。「ほんとにめちゃめちゃ覚えない。酷過ぎる!」三谷の激昂ぶりをみて、だからちゃんと自己申告しているのに…と不満げな香取。

香取に対する不満はまだまだおさまらない。中居も三谷に激しく同意し始めてしまったのだ。「こいつはほんとに何も覚えない。しっちゃかめっちゃか」どうやら香取は、舞台や映画の現場だけではなく、コンサートの現場でも何も覚えてこないらしいのである。

こんなふうに集中砲火を浴びまくってしまったわけだが、実は香取は本番にすべてをぶつけるタイプ。リハーサルなど練習中は全く機能しなくても、とにかく本番には、めっぽう強いらしいのだ。

しばらく酷評し続けていた三谷も中居も、香取の本番の強さだけは大絶賛。大舞台でのみ実力を発揮するという鉄の心臓ぶりは、もしかすると幼いころから芸能界で生きてきたからこそ養われたものなのかもしれない。練習が完璧にできて本番で失敗するよりも、本番が完璧ならば、そのほうが良いに決まっている。だからきっと、香取はこのままでいいのである。

(文=田端あんじ)

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