もしも一眼レフを購入することになったら、みなさんは何を基準に選ぶ? 価格、使いやすさ、ブランド、最初に設定されている色味、解像度……というように様々な理由があるはず。
だけど、「丈夫さ」を考慮する人って、実はあまりいないのではないでしょうか。
え? 一眼レフのような精密機器は、大切に使うから壊すわけないって? そう思っているのなら、甘いっ! なんたって、おっちょこちょいな記者は2度も一眼レフを地面に落としています。このように毎日使用していると、何が起こるかわからないんですよ!
というわけで、アフガン駐在の米軍兵士が「PENTAX K-7+DA*50-135 f/2.8」と「PENTAX K-5+D-BG4 Battery Grip + DA*16-50 f/2.8」を用いて、いかにペンタックスが強靭であるかを動画で実証しているのでご紹介します。
まず手始めに、ボディとレンズ全体に砂をまんべんなくかける米軍兵士。一眼レフを使用している者なら、誰もが「ええっ!!」と驚愕するでしょう。
実は砂って、精密機械には大敵! 記者もコンデジを砂漠で使用したところ、隙間から細かい粒子の砂が入り込んで、レンズの出入りが悪くなり使用不可能に。分解して掃除をするハメになりました。
なのに、一眼レフにこんな非常識な行為をするなんて! 本当に大丈夫なの?
砂をかけたあと兵士が向かった先は、水場。そこでジャーっと水道水を出したと思ったら、な、なんと豪快にもジャバーっと流水をかけて、ボディの砂を洗い流しているではないですか! まるで防水仕様であるかのような水のかけっぷりに、ご覧の皆さんも思わず「ひええええっ!!!」と悲鳴を出さずにはいられないはず!
さらに兵士はボディをタオルで拭きもせずに、手を上下に振りながらパッパッと水を切るのみ。汚れたら水で濡らして水切りしとけば良しっ! 的な、実に適当な処理。うーん、ペンタックス利用者にとっては、衝撃と共にこの上なく心強いシーンでもあります。
なかば感心していると、兵士は撮影を開始。ちゃんと動いてる! シャッター音や、フラッシュなどが動作しているところをみると、問題はなさそうです。ただ、残念なのは撮影した画像も見せて欲しかった……。まあ、こんなにも堂々とペンタックスの強さを訴えてらっしゃるので、きっと問題ないのでしょう。
<落としても大丈夫!?>
ところで冒頭でチラリと述べましたが、記者は一眼レフのストラップが切れて2度も地面に落としました。偶然にも使用していたのは今回の実証の標的にされた「ペンタックスK-5」。1回はオフィスの床に、あとの1回はアスファルトの道路にドゴンッ! と鈍い音を立てて落下! 冷や汗が出ました。
呆然自失として一瞬頭のなかが真っ白になったのですが、なんとなんと奇跡的にもなんの問題もなし(当たりどころが良かっただけかもしれないけれど)! ボディにうっすらと傷はつきましたが、目立った外傷はありません。そのときに、記者も思い知ったのです。ペンタックスの想像以上の頑丈さを!!
ちなみに、ほかのメーカーを使用している知人は1度室内で落としたところ、レンズが動かなくなってしまったのだそうな。しかも、カバンに入れていたというのに!
というわけで、一眼レフを購入する前は「頑丈」であることも考慮に入れたい、とあらためて思った次第です。
(文=池田 蓮)