街を歩くとどこからともなく聴こえてくる音楽。ストリートパフォーマーが世界中から集まるNYでは、こんなふうに日常に音楽が溢れています。
今回ご紹介する、動画サイトyoutubeに投稿されていた映像も、そんなNYの街角で撮影されたもののひとつ。
動画のタイトルは、『The Human Jukebox』。その名のとおり、楽器を持ったパフォーマーの目の前にあるコップにチップを入れると、コップに書いてあるテーマに合わせて音楽を演奏してくれるという仕組みです。
コップに書かれているのは『レディーガガ』や『マイケルジャクソン』など有名ミュージシャンの名や、『バッハ』などのクラシック音楽家の名。さらには「もっと早く」「スローなテンポで」といった指示だけのものもあって、チップを入れるほうは楽しいけれど、演奏するほうはとっても大変そう!
『The Human Jukebox』を実施している人たち、相当技術レベルが高い人たちなんだろうな~と思っていたら、なんと彼らNYでは相当な有名人でした。彼らの名は、『Collective Cadenza (略してcdza)』。総勢60名を超えるクラシック楽団の方々なのだそうです。
代表を務めるのは、動画の中でウッドベースを弾いているマイケル・サーバーさん。彼は今回のパフォーマンスで集めたチップ総額76.38ドル(日本円でおよそ6千円)を、子供たちの文化活動を支援するNPO団体に全額寄付したみたい。こういうところも、なんだかすごくNYっぽいですね~。
それにしても、こんなレベルの高いライブを街中で体感できるなんて、ニューヨーカーが羨ましいっ。NYに旅行に行った際には、ぜひ彼らのパフォーマンスを生で味わってみてはいかが?
(文=田端あんじ)
参考元:youtube.com( http://goo.gl/wdQLF )