死刑制度のある日本では、死刑執行のその日を待つ死刑囚が今でも130人ほど存在します。例えば「和歌山毒物カレー事件」で逮捕された林眞須美死刑囚など。
そんな死刑囚たちが獄中で描いた絵画を300点以上も展示する『極限芸術~死刑囚の表現』が、広島県福山市の「鞆の津ミュージアム」で開催されるのでご報告しておきます!
鞆の津ミュージアムのサイトによると、死刑執行されるのはいつも早朝であり、「その朝は誰にも告げられることなく、ある朝突然、刑務官から執行の告知がなされ、およそ1時間後に刑が執行されます。」(引用)とのこと。
いつ「その朝」が来るのか分からない状況と精神状態で描く絵画作品とはどのようなものなのでしょうか……。
ちなみにサイトに紹介されている画像は、「和歌山毒物カレー事件」の林眞須美死刑囚が描いた『国家と殺人』、そして「杉並・資産家老女殺害事件」の岡下香死刑囚が描いた『司法界のバラ』など。どれもこれも、何かが心に迫ってくる迫力があります。
また、絵画だけではなく、漫画作品もあるようです。なんといっても、圧巻の300点以上展示です。広島県にお住まいで、ご興味のある方は是非ともチェックしてみてください。
参考リンク:鞆の津ミュージアム「極限芸術~死刑囚の表現」
(写真、文=ハトポン)
▼岡下香『司法界のバラ』
▼林眞須美『国家と殺人』
▼漫画作品もあるようです