分娩室の前。緊張の面持ちで産声を待つひとりの父親の横顔から、物語は始まります。
動画サイトYouTubeに投稿されていたこちらの作品、実はスペイン・マクドナルドのCMなの! しかしたかがCMと侮るなかれ、とにかく泣ける感動作なんですっ。
誕生から幼年期、そして思春期へと、少しずつ成長していく息子。彼をひたすら温かく見守るパパは、息子のデートにもむろん、車を出しちゃいます。女の子と肩を並べる息子をみて、ちょっぴりしんみり。年頃のお子さんをお持ちの方ならこのときのパパの気持ち、よ~くわかるのでは?
やがて時は流れて、息子が父親になる日がやってきます。そしてここから再び、新しい物語が幕を開けるのです。
淡々としているように見えても、親が子に注ぐ愛情は計り知れないもの。押しつけがましいところは微塵もないのに、痛いほど画面からその想いが伝わってくるから不思議です。だからでしょうか、ラストシーンが流れる頃には、涙で目の前が見えないほどに……。
父と息子の関係性をとおして息子の成長を描くヒューマンドラマに、あなたも思わずウルウルしちゃうこと必至。マクドナルドのCMだというのに、それを誇張しすぎない演出もまた、素晴らしいんですよねぇ。
大人になった今だからこそ、わかることがある。というわけでみなさま、ティッシュの箱を傍らに用意して、どうぞ心ゆくまでCMをご堪能くださいませ。
(文=田端あんじ)
参考元:YouTube
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