男女の間に誤解はつきもの。記者個人としては、「女性はみな、男性のハゲが嫌いである」という考えは「男性はみな、巨乳が好きである」というものと同じくらい、間違っていると思うのです。
そんな「ハゲ」というものをアートに昇華させたすばらしい作品がイギリス人アーティストによって作られていますので紹介します。
記者はハゲってけっこう好き。だってね、ハゲってメリットがたくさんあるのです。例えば、ハゲは清潔。髪が汚らしく落ちたり、フケが見えたりということは皆無。洗いやすいし。それからハゲだとオシャレに見える。髪型が決まらないということがないから、洋服や帽子をうまくコーディネートすればバッチリ。「帽子をかぶったせいで髪の毛ぺっちゃんこ。ダサー」とか絶対にない。
それに、ハゲ頭ってかなりプライベートエリア。触らせてもらえると「私って彼にとってスペシャルな存在なのね」と強く感じる。ええ、記者の夫もはげてますわよ。周りにも実はハゲ好きはたくさんいます。ハゲを気に病んで不自然に隠す必要はないのよ。
ただ、ハゲ頭の問題はアレンジが効かないこと。それをイギリス人アーティストPhilip Levineの作品は見事に解決してしまうんです。Phlip Levineさんは、ハゲ始めてきた26歳の頃、普通にハゲ頭になるのは嫌だと頭をキャンバスにしてアートにすることを思いついたんだとか。
作品は、画鋲を使った非常に攻撃的な作品からアジアンアート風の作品、パステルカラーのつぶつぶがポップな作品、ハリウッドラッパーが好きそうなキラッキラのスワロフスキーの作品などさまざま。ハゲ頭は広告スペースのようにも使えるし、Tシャツよりも自分の主義主張を表す場所としてふさわしそう。記者の個人的な好みは、頭にキスマークを多数あしらった作品。ハゲ好き女子の心をかなりうまく表現している!
「髪の毛があるよりも、むしろハゲの方が自由にアレンジできてよくない?」と思っちゃうほど。ステキ! ハリウッドスターがPhilip Levineさんに作品を依頼して、ド派手なプロモーションビデオとかに使って流行らせてくれないかしら。Philip Levineさんの今後の作品に興味深々。ハゲ、いいよね!
アーティスト=Philip Levine
写真=http://www.headism.co.uk/(許可を得て掲載)
執筆=FelixSayaka (c)Pouch
▼広告や主張もできる▼
▼相手がこんな頭をしてたら場が超和みそう▼
▼ポップにだってできちゃいます▼
▼ワンポイントもいいかも▼
▼クッションで実用的でもある▼
▼壁紙とのコーディネートも自在▼
▼遠目にはあまり違和感ないけれど、気づいた瞬間「ひょわ!」と思いつつ和みそう▼
▼キラッキラ! 2時間かけて装着▼
▼パンクな皆さん、髪の毛逆立てるよりもこっちの方が強そうだよ▼
▼ハゲ好き女子の心をよくわかっていらっしゃる▼
▼風流!▼
▼動画もあるよ! 美術館にPhilip Levineさん自身を展示してます▼
▼テレビにも取りあげられました▼