交通事故に遭ったり毒物を誤飲してしまったり。自分の愛犬や愛猫が生命の危険におちいる状況は多々考えられます。そんなときのために心肺蘇生法を知っておくのは大きな意味があること。
現在、Twitterで犬猫の心肺蘇生法について説明した画像が話題となっています。これはFacebookeの「Dog Lovers」というページに投稿された画像(もとはアメリカの赤十字社が作成)を@nankyokugumaさんが和訳したもの。
見出しには「CPR(心肺蘇生法)であなたのペットを助けましょう」とあり、イラスト入りでその手順ややり方がわかりやすく書かれています。
画像によると、心肺蘇生法を施す分かれ目は「呼吸をしておらず脈もない状態」かどうか。呼吸と脈だけでなく、歯茎や唇が灰色に変わっていないか、瞳孔が開いて光りに反応しなくなっていないかにも注意が必要です。
そのうえで、呼吸をしていないなら人工呼吸を。猫や小さな犬の場合は犬の鼻と口をくわえこんで、中・大型犬の場合は犬の鼻をくわえて空気を吹き込みます。
脈がない場合は圧迫を始めます。動物を右側に横たわらせ、胸と肘の当たる場所に手を置き、圧迫の処置を。脈を1分おきに確認し、脈がなければ圧迫を繰り返します。後は数分ごとに脈をたしかめるとのこと。
このほか、動物の大きさ別の圧す深さや呼吸毎に圧す回数なども載っており、ためになります。
@nankyokugumaさんいわく、「日本の獣医さんたちがきちんと、同じようなものを配布されるのが理想だと思いますが、とりあえずは、きっかけになれば」とのこと。自分の愛犬・愛猫の非常事態は想像するだけでもつらいものがありますが、この画像に目を通しておくだけでもいざというときの対応がまったく違ってくるかもしれません。
なお、配布は自由とのことですので、犬猫を飼っている他の皆さんにもシェアしてみては? 画像は参照元のリンク先からどうぞ!
参照元:Twitter(@nankyokuguma)、Facebook(Dog Lovers)
執筆=鷺ノ宮やよい (c) Pouch
▼犬猫のCPR(心肺蘇生法)