ミシュランの旅行ガイドで3ツ星に認定されている、南仏の美しい観光都市「モンペリエ」。パリを思わせる街並は前回たっぷりお伝えしたので、今回はモンペリエの自然をほぼ無料で楽しむ方法をレポートしてみます。
●無料レンタサイクルやトラムでビーチへ
街散策も楽しいけれど、地中海沿岸の都市を訪れたらビーチは外せません。モンペリエにはビーチがいくつかありますが、あえて観光客が少ない「ヴィルヌーヴ=レ=マグローヌ」というビーチを選んでみました。
※観光客に人気が高いのは「Carnon」と「Palavas」。どちらとも、ヴィルヌーヴの近くです。
市内とビーチを結ぶ循環バスに乗ること約15分。わっ、ビーチどこ!? バス停からビーチまでは結構な距離があるため、無料レンタサイクルを利用する人が多いようです。
※バス停の向かいには自転車レンタルサービスがあり、バスの乗車券とパスポートなどの身分証があれば自転車を借りることができます。
このサービスを知らなかった記者は、徒歩でビーチへ向かいました(汗だく!!)。自然豊かな道を歩くのはとても気持ちよく、途中でピクニックをしながら目的地へ。
トラム停留所に到着すると、ここからは無料トラムがビーチまで連れて行ってくれます。
人が少ないはずのビーチだけれど、結構な混み具合。天気に恵まれれば、9月末まで海水浴が楽しめるそうですよ。
●園内を1周するのに2時間半!「フランス第2位の大きさ」の動物園
家族連れやカップルに人気の動物園。フランスでも同じらしく、記者が足を運んだ日にはお弁当持参の家族連れが多数見受けられました。「フランスで2番目に大きい(※東京ドーム約13個分)」「世界の動物や珍しい動物」がウリの動物園「Parc zoologique de Montpellier」は、なんと入場無料。ライオンやクマがいるし、コアラやカンガルーなんかもいるということで、胸をワクワクさせながら歩き始めたものの、とにかく広い!
真夏日だったため、1時間ほど歩いたあたりからだんだんしんどくなってきました。が、しかし! 園内を出るには歩くしかないということで、休憩しつつなんとかゴールイン。非常に疲れましたが、ワイルドな雰囲気が楽しめました。動物園の隣には500もの熱帯動物を有する「Serre Amazonienne」もあります。こちらは有料になりますが、家族連れに人気のようです。
ツアー旅行ではなく、自力で組み立てる海外旅行も楽しいものです。もしモンペリエへ行くことがあれば、モンペリエ観光局の公式サイト「Montpellier Now!」(日本語も選べます)をどうぞ。モンペリエ観光局のスマートフォンアプリも使い勝手が良くてオススメですよ。
【観光地情報】
Parc zoologique de Montpellier(動物園)
住所:50 Avenue Agropolis, 34090 Montpellier, France
ヴィルヌーヴ=レ=マグローヌ(ビーチ)
市内循環バス32に乗り、バス停Pilou下車。ここで自転車をレンタルして、気分爽快にトラム停車駅までgo!
取材・撮影・執筆=sweetsholic (c)Pouch