みなさんは、酸素ボンベを使わずに、どのくらいの深さまで潜ったことがありますか? ちなみに私(記者)は、150cm位。脂肪分が多めなせいか、それ以上は体が沈んでくれません……
本日ご紹介するのは、なんと40mの深さを誇る「世界一深いプール」。40mといえば、普通のオフィルビルで10階分に相当する高さ。余談だけどウルトラマンの身長と同じ。相当深いこのプール、底まで行ける人っているのかしら……
【どんなプール?】
イタリアの小さな町モンテグロット・テルメにある四つ星ホテル「テルメ・メレピニ」に建造された世界一深いプール。その名も「Y-40」。
Y-40という名前は、数学で縦座標軸をYと表すことと、このプールの深さが40mであることから付けられたんですって。
表面積は21m x 18mで水深は一番深いところで40mと、かなり縦長なイメージ。水温は常に32℃〜34℃に保たれているため、一年中ダイビングを楽しめちゃいます。
【人間水族館のよう!?】
黒くて長いフィンを装着して潜ったり浮いたりを楽しんでいる遊泳客のみなさんを見ていると、なんだか人間水族館にでも来たのかと錯覚してしまいそう。
【底まで行くとこんな感じ】
プールの底まで行くダイバーを追ってみると……
グングン潜って……
40m地点にはこんな表示が。
本当に潜れる人がいるんですね。すごいっ。
【各種プログラムも充実】
プールでは、スキューバダイビング、フリーダイビング、アクアフィットネス、水中指圧、ハイドロキネシスセラピー、そして妊婦用の特別プログラムを体験することが可能。
また、写真家や映画プロデューサー向けに、水中写真レッスンなんてものまであるのだとか。海で本番を撮影する前にここで練習ができたら、確かにイイネ。
【環境にも優しい】
著名な建築家Emanuele Boarettoによって手がけられたY-40は、町の美しい景観を損ねないようプール上部を芝生で覆うなど、周りの環境に与える影響も十分考慮して設計されています。さっすがイタリア。
【ネットの反応は】
このプールの映像を見た人たちからは、
「40mもあるプールで溺れたらどうしよう」
「水中メガネを落としたら誰か拾ってくれるの?」
「そんな深いところへ潜って体は大丈夫なの?」
「っていうか、映像を見ているだけで足がすくむんですけど」
などなど、本当にごもっともなコメントが寄せられています。
私(記者)自身、映像を見ているだけで心臓がドキドキして過呼吸になってしまいそうですが、とにもかくにも世界で一番深いってところが重要なんですよね。イタリアに行く予定のある人は、話題作りに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
参照元=Y-40公式ホームページ、YouTube
執筆=南野バンビ (c)Pouch