肉好きなら見逃せない夢の講座があったらしい! しかも朝ですってよ!
今秋、名古屋の朝活団体「なごや朝大学」にて開講されたのは、ネーミングもど直球な「肉クラス」。料理研究家でなんと猟師でもある肉食女子、長田絢先生を講師にお招きした、全6回の講座です。(講座は終了しています)
会場は、名古屋の老舗のお肉屋さん『スギモト』本店。7:30~8:30まで、特製の『肉パワーモーニング』をいただきながら、目から! 耳から! 舌から! の肉分たっぷりの1時間。聞いただけでも幸せな気持ちになりませんか?
■ そもそも、朝大学って何?
なごや朝大学は、朝活が広まるきっかけとなった丸の内朝大学のバックアップを受けて、2013年にスタートしました。
この朝大学で開講されるクラスは、アウトプット型。スキルアップのために専門家の講義を受けるという、カルチャーセンターのようなスタイルではなくて、もっと発展的なんです。前半では課題についてのインプット講義、後半はグループごとにアイデアを出し合ってブラッシュアップ、最後にプレゼンテーションをするのが目的で、参加者の意識もモチベーションも、とにかく高い! のが特徴です。
受講者は、「朝が苦手だから、早起きの習慣をつけたくて参加した」という方から、「毎日いろんな朝活に参加している」という朝活マスター(?)まで、様々。
アウトプット型朝活は、「普段のお仕事では、企画やプレゼンテーションをすることがない」という方にもチャンス。現役PRプランナーの講義では、「報告や伝達など、人にものを伝えるためのヒントがあった!」と、仕事に使えそうな気づきがたくさんあったのだそう。
今回のテーマは「愛知県のブランド牛『尾張牛』をもっと広めるためのPR」を考えるというもの。とはいっても、堅苦しいものではありません。お肉を食べる肉仲間がもっと増えてほしい! お肉のことを考えるのが幸せ! な、肉好きたちが肉に酔える肉だらけのクラスなんです。
■ 『肉パワーモーニング』で朝からお肉を満喫!
こちらの肉クラス、集まっているのはもちろん、真の肉好き! 肉を愛してやまない肉食女子&肉食男子のために、講師の長田先生から毎回、食のアンテナショップcomerのこだわり食材と、スギモトのお肉を使った『肉パワーモーニング』が提供されました。過去5回の講義の様子を聞いた記者は、悔しさで気が遠くなりそうに。最初から参加したかった!
【第1回/尾張牛ってどんな肉? 尾張牛の特徴説明】
・尾張牛のハヤシライス
・松阪牛・黒毛和牛のローストビーフ
・グリーンスムージー
【第2回/尾張牛の現状は? 生産・流通・販売事情】
・尾張牛ハンバーガー
・ノンフライヤーを使ったできたてポテト
【第3回/尾張牛の生産者に会いに行こう! 半田市の有希牧場にてフィールドワーク】
・ファーマーズマーケットBRIOで尾張牛BBQ
【第4回/尾張牛をどうやって売りこもう? 話題になる売り方・PRのヒント】
・尾張牛のすき焼き
・タモギタケと発芽雑穀の炊き込みご飯
【第5回/尾張牛の新商品、新イベント開発 アイデアソン】
・尾張牛のミルフィーユカツサンド 八丁味噌ソース
……毎週、朝からこれでもか! と尾張牛を満喫。こりゃ、朝からテンション上がるわ。
課外活動として夜の懇親会も。肉食女子長田先生のお店「comer」を貸しきって、スギモトさんから提供されたいろんなお肉を食べ比べする、肉パーティーが開催されたんだって!
■ 朝活はサードコミュニティの場
最終日はプレゼンテーション。記者も見学させていただきましたが、とても朝とは思えない熱気。シラフとは思えないテンションの高さ。年齢も職業もバラバラで、2ヶ月前には初対面だったはずの受講生が、こんなにも楽しく盛り上がっているなんて……。
朝活は、家と職場の行き来になりがちな社会人が、もうひとつの人間関係「サードコミュニティ」を作る場でもあるのです。
過去には「日本酒クラス」という、朝から日本酒を学ぶ斬新なクラスもありました。講座が終了してからも、受講生同士で「日本酒×イタリアン」のイベントや、「酒蔵×ジャズ」のコンサートを開催するなど、自主的にどんどんアウトプットを続けています。
現在は「地域プロデューサークラス」という、自治体と協力して地方を活性化させるクラスが開講中。肉クラスの盛り上がりに圧倒された記者、無理にお願いして途中参加させてもらうことにしました。
早起きは三文の得といいますが、アウトプット型朝活には無限の得がありそうです! 肉クラス、もういちど開講してくれないかなぁ~。
協力=なごや朝大学、株式会社JapanFoodExpert、スギモト
参考=丸の内朝大学
執筆=綾部 綾 (c)Pouch