Pouch[ポーチ]

浅草の住宅街で5段パンケーキタワーを頬張る 喫茶店「ミモザ」

2015年3月11日

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浅草の中心部から少し離れた住宅街にある喫茶店「ミモザ」。入口に飾られたミモザの黄色い花が目印の小さなお店です。褐色の床と白土壁のどこか地中海風な店内は『Here,There and Everywhere』や『Hey Jude』などビートルズのメドレーが流れる優しい空間。

「ママ、トーストお願いね。あ、耳はちゃんと切ってよ」「はいはい」とママと常連客の軽快な会話を聞きながら筆者が待つのは、同店の看板メニュービッグホットケーキ720円なり。

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◆そびえ立つホットケーキタワー

ママ自ら挽いたコクのある炭火アイス珈琲(450円)を片手に待つこと10分。胴板でじっくり焼かれた「ビッグホットケーキ」が運ばれてきました。

一目見て分かるのは、今流行りの薄いパンケーキとは全く違うということ。昔ながらの厚みのあるホットケーキが計5枚、小さいものから大きいものへタワーのごとく連なったインパクトあるビジュアルは圧巻です。手持ちのスマートフォンと比較してもほぼ互角の高さ。

これだけでもなかなかの迫力ですが、聞くと3年前のスカイツリー完成時にはママの遊び心で特別に6段にしていたとか。


◆昔ながらのふっくら食感

添えられているのは普通のバターよりも口当たりが軽いカルピスバター、メープルシロップ、ホイップクリーム。まずはメープルシロップを豪快にかけて食べてみました。

ふっくらとした生地は1枚あたり2センチほどあるため、ひとくち頬張るだけでこれぞホットケーキといった食べ応え。甘さ控えめの素朴な生地は濃厚なメープルシロップとの相性も抜群です。

◆あとは胃袋との戦いである

さて、肝心の量ですが、正直なところ3枚目に差し掛かるあたりで筆者の満腹指数は最高レベルに達していました。最初の勢いはどこへやら、そんな筆者のスピードダウンを察してか、ときどき「食べられる?」とカウンターから声をかけてくれる優しいママ。さらに、なぜだか隣席の常連客にも後押しされながら、30分もの時間をかけて5枚を完食しました。いやはや、なかなかのボリュームでした。胃袋に自信がなければ、2人くらいでシェアするのがおすすめ。

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つくばエクスプレス浅草駅からのんびり歩いて15分ほどかかるところにある喫茶店「ミモザ」。住宅街に佇む静かな喫茶店で昔ながらの小麦香るホットケーキはいかが。

店舗情報【ミモザ】
・東京都台東区浅草4-38-6
・03-3874-2933
・8:00~19:00(土・日・祝~17:00)
・定休日 月

撮影・執筆=井上こん(c)Pouch

▼年に1度、お客さんに花をサービスしているそう。幸運にも取材したのがその日だった

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