大手焼肉チェーン「牛角」では、3月16日(月)から4月12日(日)までの期間限定で「わたあめすき焼きカルビ(税抜590円)」を提供。古今東西、すき焼きといえば砂糖を使うのが一般的ですが、何かとお祝い事の多いこの季節、砂糖の代わりに見た目にも華やかなわたあめを使うことで場を盛り上げる目的もあるそう。
さっそく、確かめに行ってきました。
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注文後すぐに七輪が用意され、その後アルミ箔の皿に入ったモコモコのわたあめが登場。
こぶし4個分くらいのボリュームです。その下には牛角で通常提供されるカルビが6枚重なっています。
◆イリュージョンのごとく消失
食べ方はいたって簡単。アルミ箔の皿を七輪に乗せ、酒やみりんが入った割り下をかけて肉に火が通ったら完成だそう。本来、割り下は店員の方がかけるそうですが、今回は特別に筆者自らかけさせてもらいました。それでは、いざ。
割り下をかけた瞬間、あっという間にわたあめの左半分が消え失せたではありませんか! この間わずか1秒足らず。なに、今のイリュージョン? 今度は落ち着いて右半分にかけてみます。……せ~のっ!
割り下がかかった部分のわたあめはジュワッと一瞬で溶け、肉をコーティングするように広がります。残りの割り下を全体に回し入れたら、ぐつぐつ煮込んで肉の色が変わるまで待機。なんとも香ばしく甘い香りが漂ってきます。
◆砂糖を全面に押した甘めの仕上がり
煮込むこと1分、さぁ食べ頃です。溶いた生卵にたっぷり絡めていただきます。
気になるお味は、甘さが全面に押し出された濃いめの仕上がり。もしかしたら好みが分かれるかもしれないくらいの甘さです。ただ、砂糖のそれよりもコクがあるので白飯のお供にしても良さそうです。それほど大きくはないカルビ肉ですが柔らかさは抜群。卵との相性も良くぺろっと完食しました。
しいて言うならば、「肉のみ」というのが少し寂しい印象でした。590円と安く楽しめるのはありがたいですが、長ネギや春菊のひとつでもあれば。
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割り下をかけてわたあめが無くなるまでほんの一瞬でしたが、出てきたときの見た目のインパクトを楽しめること間違いなしの「わたあめすき焼きカルビ(税抜590円)」。期間中にぜひお試しあれ。
・「牛角」公式サイト
撮影・執筆=井上こん(c)Pouch
▼ほか限定メニュー。金箔の乗った「金のシャトーブリアン(税抜1280円)」
▼高級部位ヒレの中でも希少な部分だけを使用している
▼厚さは3センチほど
▼全面をサッと焼いて……
▼ハサミでカットしたら弱火でじっくり焼く
▼わさび醤油と岩塩をお好みで。柔らかいながらも食べ応えあり
▼こちらも限定メニュー。花畑牧場とコラボの「ポップコーンアイス(税抜490円)」
▼チーズ味・生キャラメル味のポップコーンにメープルシロップがたっぷり
▼ポップコーンの存在感が思いのほか強かった