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とても同一人物とは思えない……! 資生堂が発表した「日本女性の化粧の変遷100年」

2015年4月22日

rpn

「化粧は時代を映し出す」と題し、日本女性の化粧の変遷100年を、資生堂が公式サイトにて発表。長年の化粧トレンド研究の成果を活かしたその全貌は、一見の価値ありです。

西洋の化粧が一般にも取り入れられるようになった1920年から現在に至るまでの、日本女性におけるメイクの変遷。そしてこれからやってくる未来、2020年のメイクを大胆予測。

1名のモデルですべてを再現(!)しているとはとても思えない変貌ぶりに、誰もが脱帽。顔立ちや表情はもちろん、全体の印象までをもがらりと変えてしまうメイクの底力というものを、改めて感じずにはいられません……!

【10年間でメイクの様相は、全くと言っていいほど変わります】

銀幕の女優や欧米のスターアイコンがお手本になった1920年代 “モダンガール” メイクは、細く下がった眉・タレ目メイク・薄いおちょぼ口がポイント。これが30年代になると、カーブが大きい弓なりの眉&アウトライン気味の大きめリップといった具合に、その様相を全く変えてしまいます。

【オードリー・ヘップバーンをイメージした50年代】

さらに戦後、50年代に入ると、意志の強そうな太眉とキリリとしたつり上げた目元が印象的なメイクに様変わり。

【西洋顔を目指したアイメイクが印象的な60年代&70年代】

以後、60年代および今年流行りの70年代は、西洋人顔への憧れがより強く読み取れるメイクへと移行していきます。 “上瞼に二重ライン” “大げさなつけまつ毛” で女優顔からモデル顔に、60年代はつり上がり気味だった目元が、70年代になるとタレ目風になって退廃的に変化する点もまた、興味深い。なおこの当時は、日本史上初めて “日焼けした肌” が流行したんですって。


【日本美・バブル・まつ毛エクステ……目まぐるしく変貌していった日本女性のメイク】

その後、70年代後半から90年代に起きた「日本美再認識」の流れ、そして「キャリアウーマン」風メイクの台頭。バブル期のワンレン&ボディコンに、2000年代以降主流となった、ヘアエクステ・まつ毛パーマ ・まつ毛エクステ・黒目強調コンタクトといった日本独自の美容ブーム。

【何度見ても、同一人物がモデルを務めているとは思えない~~!】

大事なことなので繰り返して言及させていただきますが、モデルを務めたのは1名。すべて異なる人物がそれぞれの時代の女性を演じているように見えるけれど、ぜ~んぶ同じ人ですからね……!

【もっと見たい&知りたい方は、公式サイトをチェックすべし☆】

なお資生堂、2020年に流行るのは、赤・白・黒を基調とした「ジャパンカラー」メイクおよび、アイラインを大胆不敵にアレンジした「スポーティーポップ」メイクだと提唱されておりました。その全貌、さらには各時代ごとのメイクを詳しく知りたいというあなたはぜひ、公式サイトをチェックしてみてくださいね~~!

参照元: 資生堂グループ企業情報サイト
執筆=田端あんじ (c)Pouch

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