その厳かでクラシカルな雰囲気と超一流のサービスにより世界中のVIPから愛され続けている、日本を代表する老舗ホテル「ホテルオークラ東京」。
実は記者(私)も重度のオークラ・ファンで、自分たちの結婚披露宴もこのホテルで行ったほど。あいにくあの日は有名野球選手と超人気アナウンサーの結婚披露宴と重なり、私たちのゲストはみんなそちらに釘付けでしたけどね……
そんなホテルオークラが、ホテルの公式サイト内で「シェフのこだわりレシピ」として「フレンチトースト」の作り方を紹介しています。「レシピを忠実に再現すれば、家でもあのフレンチトーストが食べられるかもしれない!?」ということで、さっそくオークラ流フレンチトースト作りに挑戦してみました。
【材料を揃える】
4人前の材料は、卵6個、牛乳370cc、砂糖62g、バニラエッセンス少々、食パン(厚切り、約4cm)4切れ(耳なし)、バター少々、サラダオイル少々。
【いざ、調理】
1. 卵、牛乳、砂糖、バニラエッセンスを混ぜ合わせたものに、食パンを両面丸1日ひたす。(片面約12時間)
12時間経過後に裏返すとき、卵液を含んだパンはグニョグニョに柔らかくて切れてしまいそうなので、フライ返しを使ってそぉっと裏返すといいかも。
2. 熱しすぎないフライパンにバター少々、サラダオイル少々入れ、1.を両面、弱火で蓋をし、約15分じっくり焼く。
15分って結構長いと思ったけど、この厚みには必要な時間なのですね。焼いている間にパンがふっくらと盛り上がってきました。焼目も程よく付いて、食欲をそそられます…… えっ、そそられない? 端の方崩れちゃってるしね。ヘタクソでごめんなさい。
3. お好みでメープルシロップ、またはジャムを添えてできあがり。記者は、茶こしを使って粉砂糖をふってみました。
【シェフのアドバイス】
さらに、シェフのワンポイントアドバイスとして、「たっぷりめの卵、牛乳のつけ汁にじっくりひたす。弱火でじっくり時間をかけて、中身をふくらませるように焼く」との記載もありました。「たっぷり、じっくり、ふっくら」です。
【実食】
予想通りの美味ですが、重量感がすごい。フレンチトーストというより、プリンケーキを食べているような感覚。濃厚なミルクと卵をたっぷり含んだリッチなフレンチトーストです。
【反省】
ひとつ残念だったのが、バニラエッセンスの香りが全然しなかったこと。「少々」と書いてあったので、4、5滴ふったのですが、この量では全然足りなかったようです。これから挑戦する方には、多めがお勧めです。
また、4枚切りの食パンでなく、バゲットを厚めに切って使用した方がパンがボロボロにならずに扱いやすいかもしれません。
材料も調理道具も経験も技術も、どれをとってもホテルオークラで提供されているハイスペックなものとは異なるド素人作品ではありますが、それでもかなり美味しいフレンチトーストを作ることが出来ました。少なくとも家に泊まりにきた友人に出したら驚かれるレベル。本当に。
ちょっぴり手間はかかるけど、作り方は決して難しくない「ホテルオークラ特製フレンチトースト」。スペシャルな日の朝食に、いかがですか?
参照元=ホテルオークラ公式サイト
画像・執筆=南野バンビ (c)Pouch