2006年に、ショッピングモール建設のため100万ドル(約1億2130万円)での立ち退きを求められながらも、家族の思い出の残る家を手放すことに最後まで首を縦に振らなかったエディス・マキフィールドさん。
ショッピングモールはそのままぐるりとエディスさんの家を3面取り囲むように建設されました。そんなリアル「カールじいさんの空飛ぶ家」が現在、売りに出されているようです。
【「カールじいさん」の宣伝で一躍有名に】
2008年にエディスさんが膵臓がんのため87歳で死去。この家を任されたショッピングモールの工事責任者であり、のちに友人にもなったバリー・マーティンさんは2009年にこの家を売却。しかし、この家を買い取った会社が負債を抱えているため、再び、売りに出さざるをえなくなったそう。
この家は「カールじいさんの空飛ぶ家」の公開時にたくさんの風船を付けて宣伝に使われたため、有名になりました。
【まるでショッピングモールのオブジェ】
この家の動画を見てみると、見事なまでに正面入り口以外のの3面をぐるりと囲まれてしまい、ショッピンモール側の容赦なさを感じざるをえません。まるで、ショッピングモールのオブジェの一部のようになっています。
【博物館案どうですか】
たいせつな家族との安らぎの場としても十分申し分ない物件ですが、知名度も高く、すでに街の観光名所化しているので、ショッピングモールが買い取り、キャンペーンやプロモーションなどに使用するというのがベストな気がします。
はたまた、ピクサーが買い取り「カールじいさんの空飛ぶ家博物館(”Up” Museum)」なんてのがいいんじゃないかと思うんですが、ピクサーさん、いかがですか?
参照元:YouTube、yelp、Facebook
執筆=黒猫葵 (c)Pouch