日本でも大人気の歌姫、テイラー・スウィフトさん。昨年リリースしたアルバム「1989」からの4曲目のシングル、ケンドリック・ラマーさんと新たにタッグを組んだニューバージョン『Bad Blood』は、豪華すぎるMV、そして、とある歌手を “ディスって” いる(要は「けなしてる」って意味です)とされる歌詞など、注目度が極めて高い曲なのです。
その『Bad Blood』を使ったパロディーMVが動画サイトYouTubeに登場。「再現度が高い」「ディスりすぎてて面白い」ということで、こちらも本家同様に注目されているみたいなの!
【とにかく豪華な本家MV】
パロディーMVを見る前に、本家・テイラー版MVについて、説明をちょこっと。
【出演しているのは皆、テイラーさんのお友達】
テイラーさんを始め、ハリウッド女優のジェシカ・アルバさんにセレーナ・ゴメスさん。さらには大人気モデルのカーラ・デルヴィーニュさんに大御所シンディ・クロフォードさん……などなど、彼女の豪華な友人たちが総出演している同作。
【でも最も注目されている点は……】
映画「シンシティ」をはじめとする「どこかで観たことあるぞ……!?」なアクションシーンがてんこもり、そして出演者たちが身につけているセクシーな衣装も大いに注目されましたが、なんといってもこの曲で特筆すべき点は、テイラー自らが語っている「この曲は嫌いな歌手について書いたの」発言。
【パロディー版はあらゆる “ディス” の嵐】
そういった背景もあってか、パロディー版もいろいろと “ディスり” まくった内容になってるみたい。
冒頭の歌詞から、さっそく飛ばしてます!
「わたしたちは厄介な暗殺者。ほとんどファッションのことしか考えてないの。そもそもセレーナ、幼児にしか見えないし、スタントとかさせられないっしょ」
……ま、まあたしかに、セレーナ・ゴメスちゃんは欧米人では珍しく、とんでもない童顔だけども……。彼女の役に子役使うとか、やめたげて……。そして「ファッション云々」のくだりは、まさか出演者全員に向けた発言なのかな……!?
【あんまり悪く言わないであげて……】
その後も、レナ・ダナム(ヒットドラマ「Girls」の脚本・監督・主演)は「タトゥーを見せるな、ちゃんとパンツ履け」だの、エリー・ゴールディング(英シンガーソングライター)は「ちゃんと自分がどこ撃ってんだか見ろ」だの、MV出演者に対してツッコミまくり。
【テイラーさんもフルボッコにされてます】
あげく、主役のテイラーさん(演じているのはテイラーさん役の女優)が、「私の歌声は素晴らしいし、どこぞの女優よりもずっとずっと、演技が上手い」と自画自賛。「争い、相手をからかう発言、だ~い好き! 要は私、スリムな白人版の、2パックなのよ!」と語るシーンなど、もうやりたい放題。
ちなみに2パックとは、今は亡き米ヒップホップMC、実力派である一方、超のつく暴れん坊としても有名な方です……。
【きわめつけは、犬猿の仲とウワサのあの人を……】
テイラーさん役の女優は、こう叫びます。
「この世界は私にとってハイスクールみたいなもの。誰がクールなのかは、私が決める。私こそがプロム・クイーン、あんたは道具でしかない。で、あんたは呼んでない!!!」
そして持っていたケイティ・ペリーさんの写真をまっぷたつに引き裂きます。
そうなのです……冒頭で触れた本家・テイラーさんの「嫌いな歌手」とは、ケイティさんであるという説が根強いのよ……。
【ぜひ本家と観比べてみてね☆】
ここまで来ると逆に、製作者である「Barely Productions」のみなさま、おそらくテイラーさんのこと大好きなんでしょうね。そうとしか思えない、いや、そう思いたい……。ぜひとも本家と観比べてほしい名作パロディー、とにもかくにも必見ですわよ!
参照元:YouTube(Barely Productions)
執筆=田端あんじ (c)Pouch