2011年7月23日にこの世を去った、英シンガーソングライターのエイミー・ワインハウスさん。ソウル、ジャズ、そしてR&B。独特のしゃがれたような歌声は最大の武器、生まれもったセンスと圧倒的存在感は多くの人を魅了しましたが、それと同時にスキャンダラスな私生活においても、注目を浴びていた彼女。
27歳という若さでこの世を去った彼女を追ったドキュメンタリー映画「Amy」の新トレーラー映像が、動画サイトYouTubeに公開されています。
【アイルトン・セナさんのドキュメンタリー映画を手掛けた監督が制作】
「Amy」の監督を務めたのは、やはり若くして亡くなった、F1ドライバーのアイルトン・セナさんをフィーチャーしたドキュメンタリー映画「アイルトン・セナ ~音速の彼方へ(原題:Senna)」を手掛けた、アシフ・カパディアさん。そしてプロデューサーを務めるのは、同作に参加していたジェームズ・ゲイ=リースさんなのだそうで、このあたりにも大いに注目しておきたいところ。
【未発表音源も収録されているんだって!】
ワインハウスさんの故郷イギリスでは、7月3日よりプレミア公開。その後7月10日より同国各地で上映されているという同作品。エイミーさんの壮絶な半生が紹介されているほか、これまで未公開だったアーカイブ映像や未発表音源も登場しているのだそう。
【実はかなり小柄なワインハウスさん】
濃くて長い、キャットアイライン。頭頂部に高く盛られた黒髪と、全身に彫られたタトゥー。ビジュアルのインパクトが大きいためか高身長に見えますが、ワインハウスさんは157cmと、欧米人にしては非常に小柄です。
【独特の歌声&楽曲……世界中の音楽ファンが虜に】
華奢な彼女がマイクを前にしたときのオーラはそれはそれは大きく、ほかの誰も真似することのできないハスキーな歌唱、そして60年代初期を思わせるソウルミュージックは、たちまちイギリスをはじめ世界各国の音楽ファンを虜に。2003年にリリースされたアルバム「フランク」は、英国内で67万枚を超える大ヒットとなりました。
【薬物・アルコール依存で世間を騒がせたことも】
しかしながら私生活では、薬物中毒、アルコール依存症に苦しむ日々を送っていた彼女。幾度か飲酒・薬物のリハビリ施設に入所しているのですが、日本でもヒット&グラミー賞を受賞した「リハブ」は、そのときの体験を元にした楽曲なのですよ。
【日本でも公開してほしい】
ずばぬけた才能を持って生まれ、唯一無二の歌姫として、破天荒な人生を駆け抜けたワインハウスさん。スクリーンを通して再び彼女に会えた、イギリスのみなさまが羨ましい……。ぜひとも日本でも公開してほしい、ファンとしてはそう、強く願わずにはいられませんっ!
参照元:YouTube
執筆=田端あんじ (c)Pouch