朝7時。けたたましく鳴る目覚ましに反応した男性でしたが、目覚ましを止めようとはせず、枕のすぐ下にあったスイッチのようなものを操作。再び眠りについてしまいました。
ねえねえ、もう起きなきゃいけない時間なんじゃないの? というか目覚まし、止めなくっていいの……?
本日みなさまにご覧いただくのは、タイ発タクシー配車アプリ「GRABTAXI」のCMです。
【そこはかとなく漂うアナログ感……】
動画サイトYouTubeに投稿されていた同作の世界観は、おそらく近未来のタイ。ロボットたちが、身のまわりの世話すべて、至れり尽くせり行ってくれているわけなのですが……。
正直、ハイテクなんだかローテクなんだかよくわからないんですよね。
【スイッチを押すと始まる「朝のグルーミング」】
さて、話を元に戻しましょう。男性が枕の下部にあったスイッチを操作するや否や、目覚ましを止めるためのロボットアームがギュイーンと動き始めます。
その後、乱暴にベッドから振り落とされた男性は、タイルが敷き詰められた空間の中へとダイブ。ちなみにここ、ベッドの下部に作られたお部屋のようです。
【すべてロボットがやってくれるので、至れり尽くせり♪】
縦へと向きを変えたベッド(!)の中で、歯ブラシ・シャワー・ドライヤーに至るまでをロボットに行ってもらい、さらには着替えおよび朝食の世話まで焼いてもらって、もはや王様状態。
自分でしたことといえばたったひとつ、タクシーを呼びだすために、「スマホのアプリをポンと押した」ことだけ。
【ベッド、自分で動くんかい!】
そんな一連の流れの最中、ベッドはトコトコ、玄関の外へと出ていきます。もちろん中には男性がいる状態で、ね。
【動く歩道まで装備してる!】
やがて、やってくるタクシー、その瞬間ベッドの扉が開かれて、綺麗に身だしなみを整えお腹も満たした男性が出現。
ベッドが出してくれた “動く歩道” に乗って、そのままタクシーの中へ消えてゆく姿を、唖然とした表情で見つめるお隣さん……。というか、せめて歩きなさいよ! 横着しすぎでしょ、コレ~!
【羨まし……くないな】
ロボットがすべてを行ってくれている点は、たしかに未来そのもの。しかしながらその動作すべてが、いちいちアナログっぽい。
羨ましいようで、よくよく考えるとあまり羨ましくもない、不思議な魅力を放つ同CM。ププッと吹き出してしまうこと必須ですので、オフィスや公共機関では、観るのを控えたほうがいいかもよ!?
参照元:YouTube(GrabTaxi Thailand)
執筆=田端あんじ (c)Pouch