できたら避けて通りたいけれど、なかなか避けて通るのは難しい失恋という茨の道。大好きな恋人や片思いの相手にフラれると、もうこの世の終わりかな……終わりかもな……ってぐらい落ち込んじゃいますよね。
そんなとき、人間というのは不思議なもので、普段なら考えられないような「謎行動」をしてしまうのです。
記者(私)の周囲でも、失恋したときになんだかよく分からない謎の行動をする女性がチラホラ。今回はその中でも、最も驚いた3人の女性たちのエピソードをご紹介します。
【公園で遊んでいる男子に……Sさんの場合】
ある日、記者は公園で、交際歴2年の彼氏にフラれたSさんの失恋話を聞いていました。突然、公園で遊んでいる男の子を見て、「あんな小さな男の子でもいつか女をだますのかな……ねぇ、そうなのかな」と言い出したSさん。フラフラとその男の子に近寄って行き、声を掛けようとしました……ので、もちろん慌てて止めました。
【自分じゃない何かになりたいTさん】
彼氏にフラれてしまったTさんと一緒に、記者の地元にあるイオンモールへ行ったときのこと。普段、そんなにファッションに興味がないTさん。しかし、この日は明らかに様子が違い、ありとあらゆる店の、ありとあらゆる服を試着し始めたのです。男性用のスーツまで試着して、さすがにサイズ的に無理がある子ども服以外、ほぼ制覇。あのTさんの満足げな表情が忘れられません。
【なんでも元彼に結び付けるOさん】
大分県に住む彼氏と遠距離恋愛をしていたOさんは、失恋してから「なんでも元彼に結び付ける思考回路」になってしまいました。
例えば、待ち合わせをしていて、「六分に着くね」とメールをしたときのこと。待ち合わせ場所に着いたら「六分が大分に見えた」と号泣。
おみやげに八つ橋をあげたら、「元彼の出身大学を思い出した」と号泣。一事が万事、こんな調子で、まともに会話もできない状態でした。
そんな彼女も今では2児の母。失恋って乗り越えられるんだな~(呆然)。
取材・画像・執筆=夢野うさぎ (c)Pouch