今年も早いもので12月。各業界でクリスマス商戦が始まっているころかと思いますが、先日わがPouch編集部でもこんなお話が。
「もうすぐクリスマスなのでチキンが食べたくなる時期。ということで、コンビニで発売されているフライドチキンを食べ比べしてください!」
……いやいやいや、もうね、アラサー通り越して○年も経つとそういうの正直ツライ。最近はケンタッキー1本食べるのもけっこうやっとなのに、食べ比べとかオイリーすぎて無理だって。編集部も若くて胃が強い20代とかにそういう話は回してよ!
……と思ったのですが。「逆に、そんな記者世代な皆さんにもオススメできるチキンが見つかるかもしれない!」との思いを込め、このたびセブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、ミニストップのコンビニ4社のフライドチキンを食べ比べてみましたよ!
【ファミリーマート「プレミアムチキン」】
値段 190円
サイズ 12cm✕6cm
おいしさ ★★★★☆
日本人がフライドチキンと聞いていちばんに思い浮かべるドラム型。肉がやわらかく、噛むと簡単に骨から外れるのが食べやすくていい。味つけも辛すぎず、かといって物足りなさもなく。よくも悪くも「これぞフライドチキン!」なオーソドックスな味わい。おいしいです。
【ミニストップ「プライムチキン」】
値段 190円
サイズ 12cm✕6cm
おいしさ ★★★☆☆
スナックやスイーツにも力を入れるミニストップは、チキンだけでも「プライムチキン」「フィレチキ」「ジューシーチキン プレーン」「ジューシーチキン 辛口」「焦がし醤油チキン串」「とり唐丸 醤油味」「とり唐丸 チーズ味」「竜田揚げ串」「クランキーチキン うま塩味」という9種の品ぞろえ! チキン需要、恐るべし!
そのなかから今回選んだのは「プライムチキン」。偶然にもファミマと値段、サイズが同じ。形もほぼ同じで偶然というよりは真似した感が否めない。商品名もなんか似てるしなぁ。しかし食べてみてビックリ! ハーブ感すごい!! 噛んだ瞬間、チキンの肉汁とハーブの風味がぶわっと口の中にあふれます。
【ローソン「新黄金チキン」】
値段 190円
サイズ 9cm✕5cm
おいしさ ★★★☆☆
ローソンの「新黄金チキン」はドラム型ではなくて骨なしチキン。公式サイトには「いつからだろう。『骨のあるヤツ』の評価ばかりが高くなったのは。だけど、時代は変わった。骨がなくたっていいじゃないか。むしろ、骨なしがいいじゃないか」と、骨ありなファミマやミニストップへの宣戦布告ともとれる文言が。
こちら、噛みしめると肉汁がジュワッ! ジューシー感はたぶん、今回食べたなかでいちばんではないでしょうか。さすがもも肉ならではですが、肉汁がすごいのはオイリーであることの裏返し。途中でだんだん胃にもたれてきたことをお伝えしておきます。ジューシーさ再優先な人にはオススメ。
【セブンイレブン「揚げ鶏」】
値段 170円
サイズ 9cm✕6cm
おいしさ ★★☆☆☆
最後はセブンイレブンの「揚げ鶏」。ひと口目で感じたのは「皮が固い……」。これまで皮も肉もやわらかなフライドチキンが続いていたので、余計にそう感じます。こちら「揚げ鶏」なる商品名ですが、フライドチキンというよりは唐揚げ。フライドチキンだと思って頼むとちょっとイメージが違うかも。味自体は可もなく不可もなく。
ちなみにセブンイレブンの公式サイトには「骨付き揚げ鶏」なるものも載っており、最初はこちらをレビューするつもりでした。が、店舗をいくつかまわったものの売っておらず……。セブンイレブンに確認したところ、12月14日ごろからの販売再開とのことですので、骨付きが好きな人はもうしばらくお待ちを。
【以上、4社を食べ比べたわけですが……】
以上、4社の食べ比べをしてみました。サイズは記者が自宅で計測、おいしさはあくまでも個人の独断での評価です。
ご覧いただくとわかるとおり、4社とも値段・サイズがほぼ同じ。であれば、できればいちばんおいしいチキンを買いたいと思うもの。ここで記者のベストを挙げるとすれば、やはりファミリーマートのプレミアムチキンでしょうか。オーソドックスではありますが、「これぞフライドチキン!」な王道的なおいしさで安心できます。
セブンイレブンは、お弁当やドリップコーヒーのレベルが高いだけに期待が大きく、そのぶんちょっと残念感が……。
クリスマスは家で祝うという方も多いことでしょう。12月24日や25日のケンタッキーやコストコは激混みなので、今年はコンビニチキンを選ぶというのもひとつの手ですよね。その際のコンビニ選びの参考になれば幸いです。
あ、今回みたいに各社のを取り寄せて皆さん自身で食べ比べてみるのも盛り上がると思いますよ!
参考:セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、ミニストップ
執筆=鷺ノ宮やよい (c) Pouch