琳派(りんぱ)の祖のひとり、「本阿弥光悦(ほんあみこうえつ)」が京都鷹峰に芸術村をひらいてから、今年で400年。琳派400周年である2015年は、あちこちでこの「琳派」という言葉を耳にしました。
そんな琳派のお膝元・京都で、12月26日(土)より開催されるのが『琳派 × アニメ オマージュ展』。
株式会社キャラアニ製作による、巨匠・手塚治虫さんの『火の鳥』『ジャングル大帝レオ』などの名作の数々と琳派がコラボした、本格的な琳派様式の掛け軸や複製デザイン画の数々が、2016年1月17日(日)までの期間、「京都ロフト」に並びます。
“展示&受注販売” となっているため、もちろん、購入できる商品もありますよぉ!
【そもそも「琳派」ってなあに?】
『琳派 × アニメ オマージュ展』を説明するその前に、「琳派」についてちょこっと説明。琳派とは、安土桃山時代から江戸時代にかけて登場した、絵画を主とする工芸・書などの装飾芸術の流派。
【琳派の “琳” は、尾形光琳の “琳” 】
本阿弥光悦と俵屋宗達が創始、尾形光琳・乾山兄弟によって発展したとされており、琳派の “琳” は、尾形光琳からとられたもの。
「背景に華やかな金銀箔を用いる」「大胆な構図」「パターンの繰り返し」といった特色が見られ、題材は花木・草花が多数を占めています。
一方で、物語絵を中心とする人物画や鳥獣、山水、風月などの作品もあって、モチーフは多様。たとえば俵屋宗達の描いた屏風画『風神雷神図』がこれに当たるのですが、みなさんも今年、よく目にしたのでは?
【琳派 × 手塚キャラ、最高すぎます】
今回行われる『琳派 × アニメ オマージュ展』において、ぜひ注目しておきたいのが「琳派」テイストとなった手塚アニメのキャラクターたち。
華やかな金箔銀箔や和紙のタッチが、レオやアトムと、絶妙にマッチ。時代を超えた芸術的コラボを前に、多くの人が息を飲むに違いありません。
【キティさんも「琳派」コラボしているよ!】
艶やかで、なおかつ同時に、はかなげな印象も持つ「琳派 × 手塚アニメキャラ」作品は必見。
そのほかにも「らき☆すた」、コラボといえばの「ハローキティ」(さすが、働き者!)などの作品も並ぶという『琳派 × アニメ オマージュ展』。興味を持たれた皆さまは、年末年始にふらっと、足を運んでみてはいかがでしょうか?
参照元:キャラアニ、PR TIMES
画像=(C)手塚プロダクション
執筆=田端あんじ (c)Pouch
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▼「ユニコ」×「レオ」が良すぎる……!!
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