やれサードウェーブだのなんだのとコーヒーの話題で盛り上がる世の中を横目に、あくまで紅茶にこだわるみなさま、こんにちは。紅茶派の間では以前から議論が繰り広げられてきた「ミルクは先に入れるか、後に入れるか」問題ですが、どうやら決着がついたみたいです。
2003年に、紅茶の国イギリスの王立化学協会が「ミルクが先の方がさらっとしたおいしさになる」と結論付けたことは、当サイトでもお伝えしました。
水もミルクも微妙にイギリスとは違う日本でも、本当にミルクを先に入れた方がおいしいのでしょうか? 実際に試してみることにしました!
【本当にミルクが先がおいしいの?】
いつもは紅茶をカップに入れてからミルクを注いでいたので、どう味わいが変わるのか楽しみにしつつ、「ミルクが先」と「ミルクが後」の2通りで紅茶を淹れてみます。
まずは「ミルクが後」を一口いただいてから、「ミルクが先」を飲んでみて……びっくり! なんということでしょうか……全く違いが分かりません! 交互に何度か飲んでみましたが、やっぱり分からないよおおお! 記者の舌に繊細さが足りないのか、はたまた紅茶の淹れ方が悪いのか……?
とにもかくにもこのままでは終われないので、「低温殺菌牛乳を使うとおいしい」という説も試してみることに。
【牛乳でこんなに違いがでるとは!】
ちなみに低温殺菌牛乳とは、65~68℃で30分かけてゆっくり殺菌した牛乳のこと。一般的な超高温殺菌の牛乳に比べて、すっきりしたのどごしなんだそう。
半信半疑で試してみましたが、こちらは一口飲んですぐに分かるほど、明らかに違いがありました! 牛乳独特の臭みが少ないので、紅茶本来の味わいがストレートに感じられるだけでなく、さっぱりとした口当たりなんです。
さらに、紅茶が冷めはじめてからは、一般的な牛乳を使ったものと比べて、よりはっきりとおいしさに差がでます。
低温殺菌牛乳の場合も、先に入れるか、後に入れるかで特に違いは感じられなかったけれど、高温殺菌の牛乳を使った場合との味の差は歴然。ミルクティーが好きな方はぜひぜひお試しあれ~!
参照元:タカナシ乳業
画像・執筆=沢野ゆうこ(c)Pouch